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【翻訳】47日本の農園


先日の『ブログでつながり招待しました【那須】』で紹介しましたアメリカ大使館員のブログに掲載されました。
翻訳をお手伝いしました。

47 Japanese Farms: Japan Through The Eyes of Its Rural Communities – 47日本の農園

各地の日本の農園を紹介しています。

場所:那須と宇都宮、栃木県

期間:2日間

日時:2013年1月20日~21日

旅の印象

日本の多くのサブカルチャーの中でもヤマギシの共同体は興味深い。

日本国内外でヤマギシの理念を実現する場所として40の実顕地からなる人為的な共同体である。

1956年、創設者の山岸巳代蔵と初期メンバーはその全財産を出し合って、満ち足りた幸福な社会を農業労働と他のメンバーからも支持された簡素なライフスタイルによって実現しようとした。

今日でもなお、ヤマギシの新しいメンバーはその財産をヤマギシ会に提供し、財布一つで最小限の持ち物で農村共同体の中で幸福を追求している。意思決定は、仕事についてであれ村の生活についてであれ、グループディスカッションの過程をへて行われる。

それぞれのヤマギシ実顕地は地域に合った畜産、酪農、野菜作りなどに特化して生産し、ヤマギシブランドで日本中の消費者に販売している。また実顕地はお互いに他の実顕地メンバーのために食品を提供し合っている。

私たちは栃木県の農村で養豚を専門にしている20人からなる実顕地で一晩過ごす機会を持った。実顕地に40年以上所属し、現在はマネージャー役をやっている山本さんが、村の中心部を案内し農場の仕事について説明してくれた。

初日は昼食後、私たちは実顕地メンバーと共に5000頭の豚のエサを用意した。

実顕地は、傷んだり日付の過ぎた食品をバラで格安に受け取るシステムを、地方の企業と作り上げている。

この賢明なムダのない仕組みは廃棄費用を減らし、企業にとって全体的な損をなくすだけでなく、ヤマギシにとっては豚のエサを普通のコストより安くさせている。

私たちの仕事は、近くのスーパーマーケットから受け入れた日切れや傷んだ麺のプラスチック袋を開け、容器に移すことだった。麺は同じように売り物や消費に向かなくなったチーズ、パン、使用済み天ぷら油、ケチャップなどと混ぜ合わされる。

次の日、私たちは山本夫妻と共に宇都宮にある、あづま食品納豆工場を訪問した。

納豆は発酵した大豆で、この地方の特産品だが日本で、また次第に世界でも論議の的になっている。納豆は普通ご飯や生卵と共に食され、体に非常に良いものだが、人により、くさい、おいしい、まずい、健康に良い、馬の餌などと言われている。一つだけ確かなことがある。

それは日本語で言うと「ねばねば」する。ねばねばの納豆は、何にでもくっついて糸を引く。納豆はカルシウム、タンパク質、ミネラルに富み、低カロリーで繊維分が多い。肌に良く食べた人を美しくすると言われている。このような効果にもかかわらず、多くの人が手をつけようとしないが、その粘り、味、糸を引く特性だけでなく、日本語ではとくに「納豆くさい」と言う。

あづま食品は60種類の納豆のブランドを生産している。

防護服のような物を着て、抜け毛や糸くずが無いように服の上にテープを転がして、すべての塵を吹き飛ばすエアバスに入って後に、4階建てのビル内を巡って、大豆が水に浸けられ、菌を吹き付けられ、小さなスタイロフォームの容器に詰められて封をされ、発酵する様子を見学した。

私にとって一番驚きだったのは、納豆が発酵し独特の粘りが出てくるのはパックされた後のことで、前ではないということだった。

 Kanji: 栃木, Tochigi. 

この漢字については、うかつな話がある。

たぶん栃木のキのために、私たちは山本さんの所に着くまで、納豆で有名なイバラキに向かっているのだと思っていた。 だから、この旅の漢字は栃木です。

サラとロッシュニ (翻訳:山本孝志)