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ヤマギシの村づくり (3)


ヤマギシの村づくり (3)

  • プリンの研鑚から見えてきたもの
  • 一つから発し、一つになり合っていく村づくり
  • 譲り合い贈り合いで溢れる一体の完全専門分業社会
  • 豊里では、「プリン実行委員会」で、プリン製造を進めていこうと始まったようです。

    今までは、「各部門でやっていることは、任しているし、あまり踏み込んではいけないこと」のように思っていたあたりを、もっと自分たちのこととして進めていこうとしている空気が伝わってきます。

    「加工部のプリンでもなく、豊里のプリンでもなく、ヤマギシのプリンとは」ということでしょうか。

    むらネットに出ている、六川の「ある日の出来事」にもあるように、事務手続き上で分けているだけのはずのことが、いつしかそれだけではなくなって、得か損かのような考え方に知らず知らずのうちになっている場面があちこちに見え始めました。

    そんな中、3月14日に、全国の法人経理事務係と生活経理事務係が一同に会し、「ヤマギシの経理」研鑽会が開催されるそうです。 どんな研鑽会になるのでしょうか。

    また春日山では、法人窓口と生活窓口が30年前に別の建物に分かれてから、段々「一つ」から遠ざかってきているようにも思え、この度、分ける前のように同じ建物のなかで出発してはどうかという意見が出て来て、今検討しているところです。

    豊里実顕地の入口で伊勢別街道に面したところに、道の駅のような施設を作ろうと、2月27日、三重県地区実顕地の人が豊里に寄りました。50人以上の人が集まったそうです。
    「あの一等地を豊里だけのお店にしたくない」「全国の実顕地から生産物が届き、各実顕地の人が寄って描く場所にしたい」と、各実顕地を越えた出発ができたそうです。

    今月は、部門同士・実顕地同士などが、「一つから発し、一つになり合っていく」あたりを、みんなで研鑽していきたいです。

    【春日山実顕地 研鑽部 柳 順】
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