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豊里でシンポジウム[全国供給係研鑚会]


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昨年秋に全国会員集会で開催された(豊里実顕地の飼料の取り組みに関する)シンポジウムを、全国の供給メンバーにも体験して欲しい、ということで、3月30日〜31日に持たれた全国供給係研鑚会の中で再度開催されました。

テーマは「地域社会の中でのヤマギシの畜産 現状と今後」でした。

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当日は関東からも多くの参加者があり、参観・シンポジウムも大いに盛り上がりました。
実顕地メンバーとの質疑応答も供給部ならではの視点でのものも多く、会員集会の時のものとは違った内容になったかな、と感じました。

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飼料をめぐる状況も半年前とかなり変わっていて、刻々と変化していく社会情勢に柔軟に対応しながらの畜産経営がなされていることがよく分かりました。

私が、強く感じたことは、餌として活用するものがこちらで選ぶのではなく、食品会社が処理に困る食品残渣なので、そのままでは餌として使えない状態の物も多く、工夫に工夫を重ねて餌として使えるようにしているそうです。

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その工夫を食品メーカーさんや他の業者が真似て、原料が入手出来なくなることもあるそうですが、特許を取るということをしないで、むしろ広くそのものが(捨てられずに)活かされることを第一と考えてやってきている、という点です。

また、どこの畜産家も(飼料会社も)食品残渣を餌として使うようになり、「取り合い」の状況があるそうですが、ヤマギシではどこの業者さんとも仲良くしているとのことでした。

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飼料稲や飼料米の取り組みなど、時代の最先端をいくヤマギシの循環農業の取り組みはどんどん規模が拡大しているそうです。こちらも楽しみです。

今回はヤマギシの畜産の『餌』に関してのシンポジウムだったので、具体的な内容も多かったのですが、何よりも関わっているメンバーの「イズム」が伝わってくるシンポジウムでした。

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【西宮供給所 鎌田茂樹】