ページを印刷 ページを印刷

ヤマギシのプリン
本格供給始まる


みなさんのお口にもう届いたでしょうか?
沢山の声に応えたいと日々プリン作りに励んでいるメンバーの声を送ります。

ヤマギシのプリン-002

生原律子(衣生活部)

約1カ月前春日山実顕地から300個の発注が来て、尻をたたいてもらったのが、4月13日には1700個を製造している。

15日のも1600個。まさかこんなに作るハメになるとは、その頃は思いもよりませんでした。西日本相手に身の丈でというのはウソだったのだ~~!

2回位たくさん作ったら、もうあとは落ち着くよというのも、今のところ気配がないです。まあ商売繁盛は望むところなので何とかしていきたいです。

いっそうの事、5月いっぱいの製造期間はこの勢いでお願いしたいですね。

この間メンバーの動きが洗練されて、ずいぶんムダがなくなり、互いに活かしあえるようになっています。 動きが良くなったのは、製造メンバーで毎金曜の昼に寄るようになってからのように思います。様々な時間に寄るメンバーなので、出発研、整理研などの時間がとりにくかったのですが、やはり寄って出し合うのは大きいです。

職場としてではなく、村人が寄ってやるところと思って始まったプリンだったのですが、職場づくりの原点をやっているような実感がある今日この頃ですね。

井関保彦(食品製造部プリン)

開発担当からのつぶやき。

連続式オーブンでのプリン製造を休止する前から、有志でプリンについて見直ししてきました。

色んな意見のある中で、少量生産で良いので復活させたいと思いました。

かつてのプリンの様に、香料を使わず、牛乳と練乳と卵のハーモニーを味わい、対象を小さい子から若いお母さんを主に、その上お年寄りにも無理なく楽しいんでもらえる物をと、試作を重ねてきました。

カラメルを抜き、甘さを控えて、ソフトでなめらかになる様に仕上げています。カップから出さずに食べて頂くタイプです。

このプリンは電気オーブンで、アルミバットにプリンカップを並べ、湯煎しながら焼いています。周囲の環境の温度、湿度や、それぞれの作業での滞在時間によって、一つひとつのプリンの環境が違ってしまうので品質が許容範囲内に留まる様に、みんなで声をかけ合いながら、美味しいプリン作りに励んでいます。

今は、一つの作業に複数の人が出来る体制を作り、安定した製品にする様に、取り組んでいます。

食品製造部からも、人の応援や品質管理面で一緒に作ってきてもらい、供給に出せる所まで、ようやくこぎ着けました。

本番は今からです。今からスタートです。

中村哲(肉牛部)

プリン製造に関わるきっかけとなったのは、養鶏法実行委員会に参加していて、プリンのことが話題になり、自分に何かできることはないだろうか今までの食品加工製造部というと人が職場に張り付きやすいので、各職場からの寄り合い職場造り、短時間でも入り合いその人その人の持ち味が発揮できる職場、それが実顕地造りにつながっていく。そんなことを思い描きながらのメンバーとして参加する出発だったと思います。

今担当しているのは温度の確認・チェック、製造工程での温度確認とその記録をみています。プリンの原料(牛乳・卵・砂糖・濃縮練乳)調合時の温度、充填時の温度、湯煎の温度オーブン焼き上がり中心温度、冷却時の中心温度、機械の設定温度等など温度測定センサー片手に動き回っています。設定温度・温度基本設定値を確認しながら、今急ぐ作業に声かけられても素知らぬふりして、今はそのことに集中。プリンてすごく温度に敏感に反応するんだなと思いながら、でもスプーンですくって口に入れた時のあのなんともいえない感味を目指して、日々精進し、毎回二度とない味を味わいながら楽しんでいます。

あなたも一緒にやりませんか。あなたの持ち味を発揮してみませんか。

岡田京子(生活庶務部)

たまたま養鶏法のあと、プリン実行委員会のメンバ-になり、実働できないけどと始まった私。

好き勝手なことを言っているだけだったけど、いよいよ全国供給が間近になって、豊里ファ-ムオ-プンとも重なり、製造メンバ-が増える様子もなく、さあ、どうする?やっぱりヤマギシのプリンは供給したいよなと職場から送り出してもらうことになった。

製造に入り始めて、気になることがいろいろあって、その度にあれはどうなのよと現場の人に出しても私の思うようにならないと思い、送り出してもらっている自分の職場や周りの人、実行委員会の場などで言いまくっていた。

分からないなりにも自分の思いを出していくうちに、私がやりたいのは何なのかなと考えさせられた。

今いるその場でその場の人と共にやっていくそこをやりたいんだよね。

おいしいプリンを全国の人のこころもとに届けられる人になりあう場としてプリンがあるかな。

喜田栄子(肉牛部)

清潔と時間が大事、どちらも自分には足りないきめ細やかさが必要とされる仕事で、苦手なんだけど・・・。

作っている時の集中、緊張感が心地いい。

今やる事にみんなの心が寄って無駄な動きがなく、静かに夫々の仕事を進める。井関さんが機械のように流れているな~と言ってくれた。

5つのトレイにプリンカップを夫々19個並べ、消毒をする。プリン液を充填する。

初めに手動で充填し、重さを計り、安定したら自動に切り替えて充填する。縁についたプリンはどんなに少しでも見逃さない。

1トレイの充填が終わったら表面の泡を消す。4トレイまで充填が進んだら、プリンの間に80度cの湯を注ぐ。5トレイ充填できたら素早くオーブンに入れて焼く。

焼き上がりを山岡さんがチェックし、宮部さんと二人でリレーしながらオーブンから出す。

出したプリンは一刻を争って、トレイからコンテナに移し替える。コンテナに並んだプリンは氷水の中ですぐ冷やす。冷やす温度は氷と水を調整しながら中村さんが適正温度で用意している。

一回に焼く量は1トレイに19個で5トレイの95個。これを何度も繰り返し、一日かけて1400個1600個作っていく。

検品にはみんなの目が寄る。次々と機械で密封の蓋がされ、すぐ冷蔵庫に納める。

準備と仕上げが同時に進行して行くので、6人がそれぞれ次の動きを考え、準備片づけを進めて行く。隣のその人が何をしたいかを感じながら自分が動く。

その動きが超気持ちいい!

自分に任されたメインの動きと、隙間を繋ぐ動きが自然に合わさってプリンが出来上がって行く。村の動きと同じ。

このトロトロのプリンを食べたら、ホント美味しい。幸せって思う。この美味しさは原材料のよさかな。

原材料もこうして心寄せて産まれたのだろうから。

宮部典夫(肉牛部)

最初に手作りプリンの話を聞いたのは、2年前に日本に帰国した時で、スイスに持って行ったレシピと同じ配合のプリンを作りたいという事でした。今年の1月上旬に帰国した時は、もう既に試作品を何回か作っていて一度一緒にプリン作りに入らせて貰いました。

その時出来上がり品を試食したら、当たり前ですがスイスで作っているプリンと同じで、卵の味のするプリンでした。

今回は3月の研学Ⅲを出発した後にプリン製造に入って欲しいとの提案があり、スイスでプリンを作っていた経験が活かせたら良いと思って喜んで入らせてもらうことになりました。

豊里の場合はパン用のオーブンで、バットにお湯を張って焼いているのですが、目指しているのがなめらかな食感なので、プリン原液の温度やオーブンの温まり具合やバットに張るお湯の温度等の微妙な違いで焼き上がりが異なるので、チームでひとりひとりの動きを確認しながら、目指しているプリンに近付いていくところが、今やっていて最も面白いです。ひとスプーン食べたら幸せになるそんなプリンを皆で作り続けていきたいです。


ヤマギシのプリン-001

山岡さん(食品製造部)はオーブンの横に張り付いて、プリンの焼け具合を見てくれています。

「ここは一番大事なポイントですが、プリンをどの時点で出すか、まだこれという確信がありません。一回一回です。

蒸気が出てくる様子や時間を見て、固さを確かめながら焼き上がりを見ていきます。
焼き上がりが18分位だと流れもいいのですが、蒸気が出てからが目安で、その時によって出る時間が違うので、焼き上がりの時間について、十何分かはその蒸気が出て様子を見るので、一概には言えないです。

蒸気が出たからと言ってオーブンを開けると、まだ柔らかだったり、焼けて来始めると、秒単位で変わってくるので、一番いい時に出すというのは、やり込む以外にないです。

肉鶏の放血を20年やっていますが、まだまだで、毎回新鮮な気持ちで見ているそれと同じかな。」

と話してくれました。

他に安藤こずえさん、機械の洗浄やパック詰めに食生活部から新関好子さん・清村りつ子さん、乳牛部から前田和男さんらが入りあっています。

供給しての反応を鎌田さんに書いて貰いました。

鎌田茂樹(西宮供給所)

本格的に供給しだしたのが、今週なので、まだ多くの方の反応、とまではいきませんが、今までに届いた声の一部をレポートします。

まず、良かった、美味しかったほうです。子ども達には概ね好評で、カラメルについても特に問題がなく、このほうがいいという子どももいたようです。

ただ、長年の活用者で、すごく味に敏感な人は、先週喜んで2パック買っていただいたのですが、まるでダメという反応でした。

火のとおりが悪く、かなり柔らかかったのと、以前のものと比べて黄身の比率が少なくなったのでは?と仰っていました。

それと、カラメルの苦みが効いて美味しさをUPしていたのがなくなってそれも残念、ということでした。

いろいろな声が寄せられていますが、みなさんはどうでしたか?
今までのプリンではなく、新しいタイプのプリンになっています。

メンバーも自職場をやりながら、プリン製造日時に合わせて段取りしながら作っています。
まだお届けできていない地域の方、もう少しですよ。お待ちくださいね。<(_ _)>

【豊里実顕地 喜田栄子】

ネットでも販売をスタートしています。

ヤマギシのネットストア

banner_purin_w680