ページを印刷 ページを印刷

ヤマギシズム社会に触れて


10-中国社会科学院研究員来訪 2012-01-010

17日18日に中国社会科学院の研究員の方が3名と通訳の女性が1名豊里と春日山実顕地を参観しました。17日参観してみての感想を連絡研で話してくれました。

豊里連絡研で

豊里連絡研で

4年前に北海道の実顕地に行ったことがあります。

ヤマギシ会の様子を研究テーマにしたいので、世界の他の実顕地にも是非行きたい。東京や大阪、京都の大学の先生とヤマギシ会の話をするが、今の様子についてはよく知らない、分からないと応えます。人類の進歩、ヤマギシ会の発展と共に影響が広くなると思います。

日本で幸せに自由に生活していることを、日本や中国だけでなく世界中の人に見てもらいたい。

皆さんの生活を見て、幸せに暮らしている様子が伝わってきます。

楽しく働いている姿から仕事に対してプレッシャーはなく共同の理想に向かって努力しているし、マルクスの理想がここで実現していると感じました。

13-中国社会科学院研究員来訪 2013-05-18 8-27-11

実顕地に関して文章や写真、同僚の紹介で前々から知っていたが、今日来て理想を実現しているのを初めて見て、心がどきどきしています。書いた物や話でなく世界から見ても、人類のレベルから見ても、理想を、生活状態を実現しています。生活、働く様子などを見て若い頃に体験した毛沢東の時代に似ていると思いました。

今回は日本の大学で中国の問題を研究している先生らと話し合うために来ました。日本の先生と一番の話題は社会主義とは何か、いかに実現するかです。

東京にいる日本人の先生方も今のヤマギシズムについては分からないと言っていました。互いに連携を取り、システムについて調べ、動いている状態を皆さんに知らせることが重要だと考えます。広い人にこの生活状態を知ってもらって、続けて欲しいと願っています。

ここに来れてよかった。環境がよく、みなさんが優しく、人の間が平等で幸せに暮らしています。特に食堂で自分の食器を片づけます。建設で中井さんの畳作り、働く姿を見て、働くことに対しての熱情を感じて楽しそうで充実していると思いました。

02-中国社会科学院研究員来訪 2012-01-002

18日は朝、玉ネギ収穫や豊里ファームへの搬入をやり、売り場を見ながら、野菜を買っている客人に「なぜヤマギシの野菜を買うのか、高いと思わないのか」などを質問していました。その後春日山実顕地に出発しました。

04-中国社会科学院研究員来訪 2012-01-004

ただの参観ではなく、理想社会の実現を切に願い、多くの人に紹介したいと、あらゆる角度から場面で、やりたい事とやっていることが一致しているか、繰り返し質問をしていました。

彼らの熱意や、「ユートピアの模索」を出した村岡さんに触れ、あらためて私たちが日々当たり前にしていることの大きさ、参画の原点、社会づくりの質について考えさせられました。

【豊里実顕地 喜田栄子】

来訪の経過と紹介

[沖永雅子記]  

2007年6月に、中国社会科学院の研究員で博士の鄭萍さんという女性が東京案内所を通じて、豊里や春日山実顕地を参観に来られました。

その後、2009年、2010年にも同研究院から参観に来ました。事前にヤマギシのこともずいぶん研究されて来たようで、たくさんの質問を用意されていました。

そして、このことはマルクスが言っている、こういう理念が形になっている、と行く先々で話していました。 鄭萍さんは実顕地訪問の後、ヤマギシについての論文を2009年に発表しています。

http://marxism.org.cn/blog/u/95/archives/2009/554.html

そして、今回は、始めに予定していた2011年の秋、2012年の春と、2度も来日の機会を逃し、ようやくこの2013年5月の来訪となりました。

この一連の方たちは、社会科学院の中でも、マルクス主義中国化研究部というひとつのチームのメンバーで、世界各地に出かけて研究を進められているようです。

皆さん、教授、博士という研究者で、今回の10日間の日本での滞在期間も、観光はほとんどなく、東京大学、愛知大学、京都大学、神戸大学などでの研究会と、ヤマギシの訪問が主目的だそうです。

14-中国社会科学院研究員来訪 2013-05-18 8-35-12

一緒にやってみて

今回の方たちからの質問を通して感じたのは、規模や仕組みのことよりも、人について関心が高く、特に職場の参観でも、「その人がとても仕事を楽しんでいる」としきりに言われていました。

それと、農業体験をぜひ用意してほしいという希望で、19日の朝は玉ねぎ収穫をして、それを豊里ファームに運んで並べるところまでを一緒にやりました。

3人のうち一番若い王さんは、それまで口数が少なかったのに「コンテナを一度に二つも持ったよ」と子どものようにうれしそうに話していたのも印象的でした。

【豊里実顕地 沖永雅子】
春日山陽光館で

春日山陽光館で

春日山で受け入れて

5月18日、中国から3人の社会科学研究員が沖永雅子さんの通訳案内で春日山実顕地参観に来られました。

愛和館では元気な初等部の子供たちの隣で食事した後、陽光館ロビーで川口兵衛さんと渡辺操さんと話をする機会がありました。

春日山が始まったいきさつや初期の頃の様子が楽しげに語られました。
「山岸さんはどんな人でしたか、どんな本を読んでいましたか」と山岸さんに関心があるようでした。

そのあと公人の丘や農場を参観しましたが「このお墓に何人の人が入っているのか」「この塔の意味は」とか「トマト1キロの値段は」とかいっぱい質問がありましたが、あんまり良く知らないことばかりでした。

最後に春日山の印象はどうでしたかと聞くと「静かで緑が多く聖地のようでした」とのことでした。

15-中国社会科学院研究員来訪 2013-05-18 12-11-19

【春日山実顕地 妹尾勇次】