阿山研鑽学校会場
研鑽学校、特講会場の阿山への移転について、昨年春から各方面で検討してきました。
阿山での開催に何が必要なのか、8月には研鑽学校、特講を実際に阿山で開催してみました。
9月に正式に阿山へ移転することを決定し、そんな中で先ず大勢が入れるお風呂をつくることになりました。
浴室の大きさ、カランの数、使い勝手、水の使用量、等々建設部と検討を重ね仕様を決定していきました。
先ずどこにお風呂をつくるか?新しく建屋をつくるのか、既存の建物を改造するのかから始まりました。
結果、1階平屋建ての宿舎棟の半分を改築してつくることになりました。
今年1月の研鑽学校で宿舎の解体が始まり、その後何度か研鑽学校の作業で関わっていきました。
工法は十数本のジャッキで屋根を持ち上げ、基礎、柱の差し替えながら進めていきましたが、途中で風の強い日がありヒヤヒヤものでした。
浴槽の一つは阿山にあった旧風呂の浴槽を補修して、サッシ戸、カガミは豊里にあった解体されたものを、壁紙も在庫のものを使っています。
いよいよ完成したのは5月14日。16日からの研鑽学校で使っていけるように美化を進め、棚を旧研鑽学校会場から運び出し、滑り込みで今回からの研鑽学校から使い始めています。
今回は使っていないもう一つの浴室も今回の研鑽学校で使えるように整えて、期間中に実際使っていく予定です。
お風呂は完成しましたが、旧お風呂だった所を洗濯室に、今使ってる洗濯室を作業更衣室とシャワー室にしていく予定です。
建設部の人から聞いたはなしです。阿山研学お風呂には 各浴室に ひとつ
高いいす用の 洗面台があります。この台ですが、なんと もとは パイ生地をのばす用の延し板 だったそうです。それを 御所野さんが けずって すのこ板の台にしたそうです。まさに 手作りですね。なんか 豊里の最初の和楽の建設のとき 建設現場で 御所野さんが 石切りを している姿が うかんできました。良いのがよいでなく 合うのがよい 。心ある仕事とは。
『其の子が行き先々でよく稼せぎ愛され、種鶏家達の心の響く雛が孵える種卵を、生産することです』
『求められる雛を造る事のみを考えて専念して居れば、質の事や値段の事等を一口も云わなく共、必ずその種卵は認められて・・・』
今、建設部での仕事ぶりを振り返って、次に繋ぐところを探ろうという機運が生れています。
世界中に拡がるものは何なのか?今月のテーマに通じるもの。