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第5回特講生が出発、第6回特講スタート【モンゴル】


今回の第5回・6回の間の夕食風景 (両方のスタッフで)

今回の第5回・6回の間の夕食風景 
(両方のスタッフで)

今年の夏のモンゴル特講は、参加申込み者が40名を越えたために、17日~24日の第5回特講に続けて、26日~9月2日で第6回特講を開催します。

第5回特講には、14日に日本を出発した豊里実顕地の成瀬茂行さん、冨田恒平さん、別海実顕地の佐藤裕子さん、東京の会員・加藤ゆりかさんが係に入りました。
また、第6回特講には、豊里実顕地の沖永和規さんと雅子さんが係として21日に出発しています。

第5回特講の参加者は27名。
24日には、感激の涙・涙の出発だったようです。
第6回特講は、今日26日からスタートですが、申込者は20名を越えそうです。

ウランバートルから約60Km北の特講会場があるバヤンチャンダマン市の農場に21日に着いた沖永雅子さんの報告と、24日に第5回特講生を送り出した冨田恒平さんの感想が届きましたので紹介します。

【東京案内所 松本直次】

[9/5 追記]

第6回特講が終わりました

9月4日 沖永雅子(豊里)
第6回モンゴル特講

第6回モンゴル特講

8月26日に始まったモンゴル第6回特講が、9月2日、無事終わりました。

「怒りは存在しないもの、自分が思い通りにならなかった時に自分でつくりだしていた。これからは相手の言ってることをよく聞いて、冷静に判断していきたい」
「自分が自然の繋がりの中にいることを知った。すごく簡単なことなのに、今まで知らなかった」
「子どもや夫のことを放したのは初めて。すごく身軽になった」
「今まではお金や物ばかり追いかけていた。それを放してみたら、身体まで軽くなったように感じる」
「携帯や時計を放すのにすごく抵抗があったし、なんで?って思ったけど、なかったからこそここまで考えられた」
「日常の暮らしはすごくストレスがある。この1週間は休養になった」

などの感想が重なりあって出ていました。

一緒にやってみて、特講の中で、それ以上考えられなくて苦しいと感じる場面や、日が経つに連れ皆が仲良くなっていくこと、
自分が放せないものに向き合ってそれを手放した時の解放感など、日本人もモンゴルの人も何も変わらないんだと改めて思いました。

出発の時には、次の特講に送りたい人が具体的に次々とあげられて、すぐにでも次の特講がやれそうな勢いでした。

[8/31 追記]

第6回特講が始まっています

8月26日 沖永雅子(豊里)
山での写真を撮るのを忘れたので、登る前の一場面です。 近所のゲルから参加しているボギー君がお兄さんからの差し入れと言って、皆に馬乳酒を振る舞っています。

山での写真を撮るのを忘れたので、登る前の一場面です。
近所のゲルから参加しているボギー君がお兄さんからの差し入れと言って、皆に馬乳酒を振る舞っています。

早くも5日目が終わりました。
今日の午前中は、特講会場の後ろの山に皆で登りました。

5日目ともなると、皆が本当に仲良くなって、元気が有り余ってるような青年たちが、30代40代の女の人のことを気づかいながら、(もちろんもっと年上の沖永さんと私も気づかわれて)皆で頂上を目指しました。

天気も最高で、登りついたところからは、特講会場や農場を真下に見下ろし、バヤンチャンダマン市や周囲の山々を一望出来ます。
その頂上で、夏の終わりの澄みきった空気、真っ青な大空、眼下に広がる緑の大草原と、それに、特講という人生で初めての体験を共にした仲間たちとの、言葉にはならない一体感をお互いにかみしめているかのように、しばらくそこでの時間を皆で楽しみました。

午後には、カバンの研鑽をし、また新たな気づきを共有しました。

ここまで一緒にやって来ると、どの子もどの人もとてもいとおしく思えて、日本での特講と違い、もう次はいつ会えるか分からないという思いも手伝ってか、出発の日が近づいていることを考えると胸がつまる思いです。

[8/28 追記]

第6回特講が始まっています

8月26日 沖永雅子(豊里)

ヤーガタ オールスンベー?、何で腹が立つのですか。

今、怒り研の真っ最中です。

今回のが始まる2日前に終わったばかりの第5回の特講生の紹介で参加した4人を含む、男13人、女10人、世話係4人のモンゴル第6回特講が8月26日から始まりました。

参加者はモンゴル全国各地から集まってきました。フブスグル、バヤンホンゴル、ザミンウッド、ウムヌゴビ、ドロンソゴビ、ホボト、ダラハンに、ウランバートルからも11人、特講会場と農場のある地元、隣の隣の敷地のゲルの青年もいます。
彼はいつもここで特講が開催されているのを見ていて、自分も参加出来るかと聞いてきたそうです。
年齢は最年少の19歳が3人、20代が10人、30代が6人、3人が40歳と、最年長は62歳の豊里の実習生のアディラくんのお父さんです。
豊里の実習生のバイラさんの姉のジャウザーさんは、今回だけで9人送ってきました。

写真は2日目の昼食風景。前回はバラバラに置いてあった4人掛けのテーブルを3つずつ繋いで、2つに分かれて食べています。初日は完全に男性と女性が分かれて座ってましたが、今はもう混ざって、和やかに食べています。
研鑽会は人数も多く、若い人も活発に意見を出すので、とても活気があり楽しいです。
と言っても通訳無しなので、日本人の私達二人は、みんなが何を話してるのかは、さっぱりわかりません。

[8/26 16:40 追記]

2日前に出発した特講生から贈られました

8月26日 沖永雅子(豊里)

ヤマギシ会の趣旨、会旨が小さいからと、第4回の特講生から贈られ、今回は特講の目標のパネルが小さいからと2日前に出発した特講生から、今日の開講に間に合うように贈られました。

今、8人は早く着いて受け付けが終わり、他の人の到着を待っています。
隣の隣の敷地(ご近所さん)のゲルの息子も参加予定だそうです。

[8/26 12:50 追記]

第6回特講がはじまります

8月26日 沖永雅子(豊里)

mini_130826_0938

今日2時からモンゴル第6回特講が始まります。
今回は初めて通訳無しで、モンゴル語だけやる特講です。
今までは通訳でやってきたビャンさんが今回は芯になってやります。
ビャンさんも日が経つに連れて、やるんだな、やってやるぞと、変わってきたそうです。
今もスタッフで会場準備をしながら、最初にモンゴルでヤマギシをやりたいと言った、ゲレルマ、ガンゾリグ、ビャン兄弟のお父さんがいたらどれほど喜んだことかと思いを馳せて、また今回の特講への気持ちを新たにしました。
もうすでに3人の特講生が到着しています。
一人は昨夜遅く、500キロ離れたところから2日かかって到着し、今朝は昨日の朝家を出たという青年が7時過ぎに着きました。
ここで数日ガンゾリグやウーレーやビャンさん、生活スタッフのエンへバヤルさん、ナラちゃんたちと過ごす中で、彼らの熱い心が私の中に入って来て私の中でどんどん大きくなっています。沖永さんもきっと同じだと思います。

特講会場の農場につきました

沖永雅子(豊里)

mini_130825_1434

昨日、夜9時ごろ、特講会場のあるバヤンチャンダマン市のヤマギシの農場に着きました。
夜は、外気温はそちらの11月くらいの感じですが、日中は半袖でもいいくらいです。
夜、農場に着くと、満月の明かりに映し出された、赤茶色の堂々とした建物が目に飛び込んできました。
特講の愛和館とスタッフの宿舎になっている建物でした。
断熱がしっかりしているのか、中はまだ暖房もしてないのにとても温かく快適です。

朝明るいところで見ると、レンガが壁全面に貼られ、壁の上の方には、ヤマギシ会の会しょうも刻みこまれていました。
去年の1月に来た時は、まだ壁もなかったのにと、感慨深いものがあります。

特講は、特講生と係団合わせて30名で進んで来ています。今日午後は、早くも絵図研です。

明日の夜のホルホックというお祝いのメニューのために、さっき山羊を1頭、ガンゾリグが連れてきました。明日の朝、肉になるそうです。

24日は特講生の受け入れを兼ねて会員集会があります。
私は朝からウーレーさんと特講生の食事準備、沖永さんは、じゃがいも畑の草引きをしたりしています。

モンゴル特講に参加してみて思うこと

冨田恒平(豊里)
[山羊の乳搾り風景] ウーレーさんも夕食後毎日1時間くらいかけて搾ります。

[山羊の乳搾り風景]
ウーレーさんも夕食後毎日1時間くらいかけて搾ります。

今回は40年ぶりに特講に参加しました。私は19歳で特講に参加しました。
その時代の思い出が出て来て、特講の感動がそのまま出てきました。
心ひとつでやって来たことが本当に楽しく生きて来たと思います。

モンゴルの土地は自分の家に帰って来たようでした。この広い平野でヤマギシの村ができるのを楽しみにして、私ができることをやっていきたいと思う。
特講に参加する時があれば、またモンゴルに来たいと思います。

何もないところからつくって行く楽しむ心があれば、何でもできる。本当の自分に、出会うことができたことがうれしい。
19歳に戻れたそのままで楽しく生きて行く。

研鑽でやってきたことが、今の私であって、これからも生きている間は研鑽でやっていきたい。
特講を考えたことがよかった。
もっともっと特講をできるようすすめたいと思う。

モンゴルの人々は自分のように思う。
私はあなた、あなたは私の一体になった心、私の心はモンゴルにて響きあうことは本当にうれしい。イズムは流れ続くことは本当にうれしい。

モンゴルの人々の心を私が受けて、日本に持っていきます。

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