新聞に掲載されました【豊里ファーム】
農業共済新聞表紙 2013年8月28日
自家産・自家製のおいしさ届ける
印刷 → 農業共済新聞 2013年8月28日
自家産・自家製のおいしさ届ける 津市 豊里ファーム
(農業共済新聞より)
「農場から食卓へ!」――新鮮・完熟の野菜や果物、自家農場産の良質な肉や卵、自家工場で加工されたパン、牛乳、ヨーグルト、プリンなどがそろう豊里ファーム(ヤマギシズム生活豊里実顕地農事組合法人)が、先ごろ津市にオープンした。
豊里ファームの外観
野菜・果物は津市・伊賀市・四日市市の畑、約20㌶で生産。良質の堆肥を使った活力ある土から季節のものを収穫し、すぐに販売する。肉は太陽と新鮮な空気たっぷりの畜舎で育った牛・豚を同農場で加工、パック詰めをしている。
乳牛は自家製の青草・野菜のほか、稲わらとおからで作った発酵飼料で飼育。牛乳・ヨーグルトなどの乳製品もすべて同農場で生産している。
また、鶏は平飼いで、卵は「一味違う」という有精卵。米は三重県産。パンは焼きたての天然酵母パンだ。これらのすべてを安価で、生産から加工、販売まで一貫して取り仕切っている。
焼きたての天然酵母パン
以前は、各地域でトラックでの移動販売や農場・農地の近くでの月2回程度の販売だったが、津市高野尾町に約550平方㍍の建物を購入したのが始まりだった。その後、みんなで話し合い、「自分たちが育てた食品を消費者に直接提供し、喜んでもらえたら」と考えた。
現在は週間カレンダーがあり、「お値打ち品」の曜日が決められているので、消費者は目当ての食材をさらに安く買える。
そのほか、ソフトクリーム、飲み物のコーナーもある。土・日曜日には「屋台横丁」として、焼きそばや焼き鳥、コロッケなどがその場で食べられるコーナー、子供の遊びコーナーも開設される。新鮮な野菜や卵が並ぶ
店舗での販売やレジなどの仕事は、畑で農作業をしている人、農場で飼育係をしている人、みんなで交代しながら担当している。広告、看板も協力して手作りし、それぞれの能力、知恵を結集している。
「今、安心して食べられる食材・作っている人が見える食材が求められている。これからも地域地産食品をより多く手がけみんなで協力して販売していきたい」と意欲的だ。
▽問い合わせ=豊里ファーム(電話059・230・8083、津市高野尾町1891の25、火曜日定休)