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最近思っていること【一志】


一志鶏舎手集卵

一志鶏舎手集卵

このひと月を振り返るとやはり、鶏舎間をつなぎGPまで卵を運ぶ集卵コンベア事故のことが大きい。

そのときの様子は『9/8一志がピンチ』『9/1ヤマギシの村づくり(9)』の春美さんのコメントで既に紹介されていますが、あれ以来一志の中で、或いは基本研などで、やれたことやこれからやっていくことを研鑽してくる中で、「実顕地一つの実動と、見えてきた未だしのもの」という観点で検証してみたいと思います。

たった一人に電話しただけで「何人行ける」「何人行ったらいい?」とケイタイに次々連絡が入り、最後には「もうこれ以上来てもらっても手が余る」と断るほど。

しかも職場は何かと手薄な日曜日、更にはあろうことか、3日も手集卵する事態に。後で聞けば直るまで何日でも送り出す腹だったとか。

一志のメンバーも自分達だけじゃない、実働してくれる人たちの姿、心に触れて3日目は「自分らでやれる、やろう」となり、やり切り、4日目に何とか復旧(更にGPは平常に戻るのに1週間ほど要しました)。

今年の2月の養鶏法から豊里ファーム開設に向けて始まった、実顕地一つからの動き、そして一志での6月の養鶏法開催で味わった一人ひとりの実感が今回の一連の実動となって現れたように思います。

今回の事故原因を探っていくと、実態は鶏舎からGPまでつながってる設備を、それぞれの職場で看てはいたが相手任せにしていたり、その人がやっているので手出ししないとか、ちょっと変かなと思っても自分の仕事範囲ではないから・・・など重なり合う、結び合う、働きかけるといった観点が未だしのものとしてみえてきました。

今回の騒動を改めて振り返ると、

ヤマギシの村づくり(9)
• この夏共に味わった喜び秋の稔りへ結ぶ
• 実顕地一つの実動から見えてきた未だしのもの
• 重なり合おう、結び合わせよう、働きかけよう

のテーマにぴったり当てはまり、「重なり合おう、結び合わせよう、働きかけよう」との意識が「一つからの・・・」実態につながっていくのかなと思います。

【一志実顕地 園田宏彰】