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受け入れて気づく


呼び覚まされている

内部川実顕地 石角聡

内部川にボロドさんとトラガさんを受け入れてやっています。
基本的には僕と一緒に養鶏をやっているのですが、3人で寄ってたかって飼育作業を終わらせると意外と時間があり、普段手がつけれないようなこともだんだんと進んでます。

昨日今日は養鶏法用の布団乾燥、ついでに座布団乾燥まで。
時間が産み出せたということもあるけど、それ以上に3人だと勢いが出てくるというのが大きいのかなと感じています。
一人だとおっくうだけど、2人3人だと意外なほどの力が出てくるのが面白い。
毎日仕事を始める時に「さあ、今日は何を進めようかな」と考えれるのが嬉しいです。

言葉はまだまだ通じないことばかりなので、分からない時は立ち止まって、身ぶりやホワイトボードなどを使って説明しています。愛和館やロビー、養鶏の休憩などで、村のみんなも積極的に話しかけています。
2人が来て、何より村の中に笑顔が多くなったように感じていて、それが嬉しい。
彼らの事が話題にのぼると、いつも笑いとともに話がはずんでいきます。
活力をもらってるというより、彼らに刺激されてそれぞれの活力が呼び覚まされている…そんな感じです。

共に仲良くやっていく

別海実顕地 井口義友


別海実顕地の酪農部で実習をしているアマガーさんとウーガナーさんは休日に自転車で別海町のスーパーへ買い物に行き、午後からは乗馬をしたいと希望してきたので放牧地で馬に乗りました。

二人共、直ぐに乗馬出来て草原を自由に馬で走り乗馬を満喫していました。
その時撮った写真をインターネットで家族や知人等に送ったようです。

食事などは二人共食欲旺盛でご飯は丼に2~3杯は軽く肉はもちろん魚や野菜もよく食べています。

生活の面では言葉がまだ伝わりにくくてゴミの分別の事や戸を閉める事、電気を消す等これから共に仲良くやっていく上で私たちにも課題が出てきそうです。

[実顕地参観で実習生全員を職場に迎え]

仲良しでやるということ

豊里実顕地 乳牛部 上中康司

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モンゴル研修生のズラちゃんを受け入れて、色んな仕事の場面で気持ちが通じ合わない事が時々あり、疲れることがありました。
静かに考えてみると、仕事をすすめる時、言葉にちからが入っている自分に気付きました。仲良しでやるということは、力をぬいてオ-プンな気持ちでズラちゃんに自分から寄っていくことだとおもい、休憩のときは一緒にお茶を飲みながら、モンゴルの家族の事や日常のたわいない会話をしながら、今は楽しんでやっています。

[家で実習二期生を受け入れるということで]

思ったことを出し合う大事さを感じた

豊里実顕地 梶山リッタ

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これまで、自分が「家研は要らない」と思っていたわけではないのだけど、他にやりたいことがいっぱいあって、自分から「寄ろう」という声かけもしてなくて、他にもそういう声かけをする人もうちの階には居なかった。
それでもけっこううまくやれていると思っていた。

モンゴルの二期生をうちの階で受け入れていくことをきっかけに久しぶりにみんなで寄った。
そこで同じ階に住んでいる人がこれだけ色々思っていることに驚いた。
本当はやりたくないけど、やる人が居ないからしょうがないでやっている話を聞いて、そんな気持ちでやって欲しくないと思った。みんなが気持ちよく暮らして欲しいと強く思った。
それには時々寄って、思ったことを出し合う大事さを感じた。
これからは家研を定期的にやっていきたい。自分から声かける。

[職場で受け入れて]

日頃の自分を振り返える機会に

豊里実顕地 養豚部 舛屋友子

モンゴル実習生ナラー(左)とダワー

モンゴル実習生ナラーさん(左)とダワーさん


養豚部に受け入れて、1週間経って思うことは、言葉の解らないナラーちゃんを受け入れる事で、言葉の正確さ、作業面での正確さ等を意識する事によって、夫々が日頃の自分を振り返える良い機会になっていると思う。

それは、改めて基本を意識する事で養豚部メンバーの気持ちが寄って、やった事や、やろうとしている事を研鑚に繋げ、一致点を見出そうとしている。言った事と違う事をしている事は多々有るが、矢印が彼女に行かず自分の伝え方等を考える。
そんな自分たちの姿勢から思うのです。

モンゴル語でナラーとは太陽だそうです。その名に相応しい彼女の笑顔は職場を幸せにしてくれます。