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心に浸みたふたりの話【春日山】


1/25(土)は春日山交流会でした。年の初めに相応しく中味の濃かった交流会でした。新春のふたつの「実顕地づくり研鑽会」に参加したお二人の話を紹介します。(春美)

宮崎卓海さん

1-P1120864僕も3日から5日の研鑽会に参加させて貰ったんですが心に残ってると言うか、3日から5日やってみてそのあと色々自分の中に今も継続してるんですが、そのことがどういう事なんかなあとかいうのを日頃考えています。

供給所の人がお金を自分が扱ってることによるお金の恐さみたいな話をしてくれた人がいたんです。
現金をもつことでなんか「今日はいくら売れた」そういう楽しみになるとか今日は10万とか5万とかで、気持ちがちょっと下がって帰ってくるとか、まあ金のいらない仲よい楽しい村って看板出しながら売ってというか、届けてる日とか、そういう事で気持ちが上がったり下がったりするみたいな、なんかその資料の中にもそういうのがあって、しくみとかそういう事で本筋と離れていかないかみたいな、お金を触るってことがまあそう言う風に誰もそういう事をさせたいわけでもないし、そおしたいと思ってないけどそういう方へはまっていっちゃうというか。
なんかそんな自分はしくみとかそういう事に対しては大事とも思ってこなかったしまあなるようになるとかそんな感じで思ってました。
だけど3日から5日の研鑽会に参加して結構そういう事があるんだなと知って、帰ってきたら、「実顕地一つの出発」みたいなテーマとか3番目のテーマの専門分野、各職場の人が合わせてそこから、みたいなそういうのが頭の中にあって『あぁこれ、出荷場動いたらいいんだな』みたいな感じを思ったんですよね。

なんとなしに色々あったんだけど『これだ!』って思った、でまぁやってってその出荷場がこっちに動いたらこういう風になるんじゃないかとか、こういうことが出来るんじゃないかとか描きはいろいろあるんですけど、昨日、住生活部の出発研に行ってきて、岡野さんがサイコロの話をしてくれたんです。

サイコロを(手の中で)振るってことをまずよくみんなでやりたいなと思って、よーくみんなでサイコロを(手の中で)振って~もうコロっと転がしたら出たとこでやるっていうか、なんかいつまでもサイコロ振ってても前に進まないし、やっぱ振り方が足んないとイマイチだなというか、そういうところでやれたらいいかなと思って、、、。

そんなん思ってたら自動解任とか自動解任の前の月もあるな~と思ってサイコロを(手の中で)振るっていうのは自動解任っていうか、解任されてるそういう自分を用意していくとかなんかそういう事かなとか、まぁ色々混ざるなぁとか色々ごちゃごちゃしてるんですけど。

でもまぁ何が言いたいかというと、蔬菜部のとか、供給部のとかという感じゃなくてやっぱ、春日山とか、実顕地・供給所をどうしていこうか、実顕地をどうしていこうかという事にもなっていくと思うんです。蔬菜部の出荷場を移動というわけじゃなくて、なんか新しい動きになっていかないかと思って。

夢としたらここに直売所作って、作ってというか今直売所はあそこにあるんですけど、小さな冷蔵庫に野菜とか牛乳とかちょいちょいとあって、ペットボトルのお茶が入ってて・・・1本も売れたことないですけど、日曜市では肉売ってるけど、出荷場では肉売ってないから、でもあそこ(供給所横)にいけば事実上そういう事になっちゃうかな、日曜市会場側に向けてお店をドーンと出したいとかそういう夢、広がる話をしてなんか(サイコロ)振ってコロっといきたいなと、ハイそんな感じで、、、。

彼の熱い思いから発して今蔬菜部が春日山のど真ん中・供給部のあるあたりへ移る動きが急ピッチで進んでいます。主に春まつりの資材が保管されていた場所で、もう既にあらかた片付いたようです。住生活部が蔬菜部あたりへ…。動き出したら色々なアイデアが出てきます。(春美)

中元克治さん

2-P1120877今回15日~17日の研鑽会では資料使って研鑽したんですけど資料の中に一番の仕事・一体化、僕が残ってるのは人財の一体化、人財の財は材料の材じゃなくって財産の財・人の財です。

雄物川の高橋長悦さんが交流の話を出していて、高橋さんは交流ってのはまぁ人手として来てもらう、まぁ、交流ったらそういう感じ。
春日山の5人が交流に来た時(昨年の春の熟年者5人の交流の事)最初はびっくりして、この人達なにしにきたんだ?人手として見てた自分から見たら、マイナスじゃないか?脚立は壊すし・・・と言ってましたけど、でも日に日にね、社員さんと一緒に仕事する中で社員さんとも仲良くなるし、職場の雰囲気も楽しそうだし、近隣の農家さんとも分け隔てなく、話に行ったりして、雄物川では考えれんようないろんな事やって、そういう事をやって、社員さん達がここまで(春日山・豊里)、時季的には結構忙しい中(昨年の12/17~19)ここまで、参観にきてくれた、人が動くっていうか、人が来るっていうか、そのことが長悦さんは心に残ったみたいで今までは(交流は)人手、みたいなところがそうではない長悦さん自身の中の交流の内実・内身が変わったんだなというのを聞かせてもらいました。

(中略:一志の例とか、六川の例が出る)

意見の違いとか事柄の相違とか違いとかそういうところに自分達が重きを置いて視点をそこを見て、其のことをどう進めて行こうかとかいう事をやっていく前になんか、もうひとつ手前に「実顕地ひとつ」というところになんか視点を置けるという点がまず大事なんだなと今回の研鑽会で思ったんです。

そう思って振り返ってみた時に1/6に紀南に村人窓口と法人窓口今一緒ですけど全員6人でみかん収穫に行ったんです。みかん収穫終わって帰る時に波田英夫さんが(彼も同行していた)僕に、彼は1/3~5の研鑽会に臨んでたんですね、6日でしたから帰りに今度の1/15~17に僕が参加した研鑽会があったんですけど、その研鑽会に紀南の沢田さんを呼びたいんだと僕に話したんです。僕はそういう発想はないなと思って『今みかんも忙しいし、声かけてもきてくれるかな?みたいなそういう事は頭に出てくるんだけど英夫さんが言ってた事がまぁ自分の発想には今の時点ではないというかそう思ったんです。

15~17日の研鑽会してる中で彼が見ている視点と僕の見ている視点の次元の違い、なんかそんなん感じたんですよね、だからこの3日間の研鑽会が終わってから僕も英夫さんが沢田さん呼びたいって言った時に僕も是非呼びたいって思ったんですよね。でもまぁちょとね(あの時な~)。そんなのを感じてきました。

だから春日山の1月のテーマの1番と同じ全体の3日間のテーマ『実顕地ひとつからの出発』のことなんだけど、相手とか全く関係なく意見やそういう事柄の違いと全く関係なく自分自身が1番のテーマの「実顕地ひとつ」の人になる、それが僕の出発かなって思っています。実顕地ひとつっていう自分も出発という辺からではそろそろ研鑽学校へ、そういう人になっていきたいなと思って出発してきました。

【春日山実顕地 平島春美】