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ヤマギシの村づくり2-(1)


朝日の馬

photo:井口(別海)

ヤマギシの村づくり2-(1)

  • 実顕地一つからの出発
  • 私の中にあなたが、あなたの中に私が入ってくる一つ
  • 各職場・各人の専門力は、合わすことで威力発揮
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    新年あけましておめでとうございます。

    昨年、豊里ファームを通して見えてきたものや、豊里ファームを通して一つに繋がってきた動きは、実顕地にとってとても大きなものだったと思います。

    また、交流の動きも活発に行われ、特にみかん交流では、六川だけではなく紀南にも人を送り出せたことが私の中では喜びでした。

    昨年末の春日山の日曜市では、春日山牛の肉ケースと並んで豊里の黒毛和牛の生肉を販売しました。とても綺麗なおいしそうな肉です。春日山牛肉のほうも、日頃の市とは違ってサーロインステーキを7枚も買ってくれるお客さんがいました。「嬉しいなぁ。年末は違うナ」と思ったのですが、隣の生肉を見てから、「ごめんね」と言って全部戻して黒毛和牛のサーロインステーキをかごに入れていきました。そんなお客さんが2・3人いました。
     2年前の年末に豊里から黒毛和牛を売りに来た時には、豊里の人が隣で大きな声で呼び込みをしていて、「あーあ、こっちが売れなくなってしまうじゃない!」と、あまり良い気持ちがしなかったのですが、この1年の成果?というか、この時そういう気持ちが不思議と出てきませんでした。

    さらに市の2日目には、豊里の生肉売り場に立つ人がいなかったので、自然とそこに立ってお薦めをしている私がいました。それは自分の中で本当に自然な動きでした。

    こんなのが、今月のテーマである「実顕地一つからの出発」というのかな?

    今年は、「実顕地一つからの出発」の心で日々やっていきたいなと思いました。

    今月、3日~5日の実顕地づくり(産業・流通編)研鑽会も、全国から80名ほどが集まるように聞いています。そこでも「実顕地一つからの出発」のテーマで研鑽会をするそうで、どんな研鑽会になるのか、とても楽しみです。

    今年は、各実顕地・実顕地と供給所・各職場など、どこを見ても一つからの出発で、躍動するような年にしていきましょう。

    【春日山実顕地 研鑽部 柳 順】

    2013年春日山研鑽テーマ