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ヤマギシの村づくり(12)


1-12月度テーマ1

ヤマギシの村づくり(12)

  • 日々の暮らしに映る村づくり一年の自分自身の姿
  • 共に味わった喜びで知った繋がりの中のもう一人の自己
  • 成り行きのままにしない研鑽力発揮は、いまから
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    豊里ファームに、生肉販売の店が11月29日にオープンしました。2月27日に三重県地区の実顕地の人たちが寄って豊里ファームの母体を描いた研鑽会(道の駅風プロジェクト)で、夢物語のように「お客さんの希望に合わせて肉を切り分ける肉屋さんを作りたい」と話していた9ヶ月後に、実際にオープンするところまで実現したことを考えると、今年一年の実顕地の動きは何かが違ってきているような感じがしています。

    今年2月の養鶏法の交流研に各地から180名が集まって、交流研のテーマ「ヤマギシの村づくり」の研鑽をしていくなかで、養鶏法参加者から出た「仲良し」「共に」「一つ」という言葉を通して、今年の動きが始まったように思います。4月には豊里ファームオープン、5月には常設店にと、実顕地一つの動きで展開していきました。そのファームの動きに合わせて、交流の動きも、生産物の動きも活発になり、実顕地間や職場間など、一つから発し、一つになり合っていくあたりを研鑽していく過程で、ひとりひとりの意識や、村の気風が変わってきたような気がします。

    私も先月短期間、六川実顕地の精肉に交流に行かせてもらったのですが、自分の立場を変えてみると、知らず知らずのうちに自分は春日山の人というのが根底にあったのだということに気づきました。今は、豊里ファームが賑わっていると聞くと、「焼き鳥の串刺しは追いついているかしら?」と何となく気になり、串さし機チビすけを前に仕事をしている郁恵ちゃんや精肉場のみんなの姿が浮かんできます。

    12月は、みかん交流の月・自動解任の月です。
    この一年の締めくくりとして、交流を通して、新しい自分を発見して、来年はさらに発展の年にしていきたいです。

    【春日山実顕地 研鑽部 柳 順】

    2013年春日山研鑽テーマ