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新一年生を迎える親の研鑽会から【豊里】


交流会 035

新1年生を迎える親の研鑽会で出た話を豊里交流会で発表してもらいました。
とつとつとした喋りや早口で語尾が聞こえなかったのですが、感じ取って下さい。

【豊里実顕地 喜田栄子】

穐本聡

新1年生の親で、村で生まれた人から中等部から来た人など、いろんなメンバーで月1回位子育てについて考えて来ました。その研鑽会で出ていた内容の一部、心に残っていることを話させてもらいます。

1年生を実顕地で、村で受けいれてもらう一つの中に、実学的要素を取り入れたいと出している人がいました。
畜産関係、蔬菜関係、何でもいいですけど。そういうのにお手伝い、形はどんなのでもいいのですけど、実顕地の中でそれを受け入れて貰いたい。
それは村でやっていることが、実顕地でやっていることが、子どもたちも感じていけたらいいかなぁと考えていて、子どもとしてまぁその辺に置いといたらいい、実顕地の中にいたらいい、親なり大人がやっているのを一緒にやって、感じていけたらいいかなぁと思っています。
それは1年生の時から、よく分からないうちからやれたら一番やり易いかなぁと思って。
ちなみ僕は小学校1年生から鶏精肉をしていたので。包丁を持ってやっていた記憶があるので、それは今でも鶏一羽捌けと言われたら適当には捌ける。
3年生くらいまでしかやっていなかったのですが、それはできるなぁと思っています。
そういうのが、せっかくここにいるのだったら自分の子どももそれができたらいいなぁっと思ったんです。
防疫とかいろいろあるかもしれませんが、それは我が家の習わい事としてやっていきたいので、固い事言わずに受け入れて下さい。
安全とか、いろいろあるのですが、怪我した時でも親はそれを受け入れようと思うので。受け入れますので・・・
一緒にやってみましょう。
交流会 穐本聡

藤井いく子

私は3週間か4週間前位から、週に1回仲良し班洗浄機の時に紗と2人で食器洗浄をするのを始めています。
詩乃は義樹さんに連れて帰ってもらって。私的には実顕地にいたら子どもにとって、生活、暮らしという面が今のところ入っていないのじゃないのかと思って。
洗濯物も畳まないし、お風呂美化もしない、感じかなぁと思っていて。
子どももお手伝いというか洗浄機もするし、女の子だったら洗濯たたみも行けたらいいなぁ、お風呂磨きもできたらいいなぁと思っています。
今の紗と自分が一緒に、時間を作れてやれるのは夕食後の洗浄機だなぁと思ってやり始めていて、この間は崇一郎も一緒にやりました。
まぁ、詩乃を連れて帰ってくれているのが一緒にやれる大きな要素ですが。
大人の洗浄機の台はすごく高いので、この間から子供用の台を作りたいなぁと思って、その辺にあった台を用意して子供用踏み台と名前をつけて、「ここに乗ってやろう」ってやっています。
食器を受けることはできないのですが、スプーンとか箸を拭いていくとか。
お父さんと洗浄機地下に降りた時は、地下に入ったで、この前はめぐみさんがやれること用意してくれて地下は地下なりにやれることがあって、一緒にやっています。
エレベーターとか危ないのもあるのですが、周りの大人の人も実際見てくれているなぁと、やっていて思っていて、これからも続けて行きたいなぁと思っています。

新1年生の集まりでは、「通学団ってなぁに」から始まって。通学団というのがあるらしいのですが、今はパンとかそばを作っている方で集まってみんなで行っているらしいのですが、やっぱり大人の人に一言「行ってきます」と言って、子どもたちを学校に行かせたいと思って。
村人窓口と来客館ロビーの間ぐらいはどうかなぁと出して、そしたら毎朝誰かしら、その辺通っている人に「行ってきます」って、大人の人に行ってきますとか、ただいまとか村の中で村の中から出発していく、いい環境にいるなぁって思ったら、子どもは実顕地の真ん中から毎日学校に送り出してあげたいなぁと研鑽会に出ていて、是非来年度からそれをやってみたいと思っています。
まずは村人窓口の人に「行ってきます」かなぁ、それでトイレ美化してくれている人とか来客館ロビーの美化してくれているおばあちゃんとかに「行ってきます」という、そういう暮らしができたらいいなぁと考えています。
みんな親の中にそういう気持ちがあります。
また形は変わるかもしれませんが、一緒に「いってらっしゃい」というのでやらせて欲しい、「いってらっしゃい」というのでやりたいなぁっと思っています。お願いします。
交流会 036-001

高嶋洋平

自分は環境っていう面について考えていきたいなぁと思っています。
僕は幸福学園阿山実顕地、子どもの実顕地といわれていた所でずーっと育っていて、今思い起こすと、子どもが思い切りやれる環境を用意してもらっていたんだなぁと思って。
さっきの通学路の話じゃないけど、自分らが住んでいた所はいちばん山登った一番奥に住んでいて、必ずその道を通っていろんな人に会いながら学校に行ったりとか、帰って来る時もその道を通って最後に学育舎に行ったりとか、崖があったりとか、栗の木登って折ったりとか、牛舎も子どもの牛舎があったり。
なんかね、子どものためにいろいろ用意してくれた実顕地だったのだろうなぁと感じて。
豊里実顕地は自分も住んで長いのですけど、コンクリートの道、きれいに整備された庭とかね、大人の暮らしの中で今まで現れてきた形なのだろうけど、もっと見直していけるものがあるのでは。
自分らが子どもを持つようになって、今のこの豊里実顕地を見渡すと子どもがそうやってなんでも思い切りやれるような場所とか壊してもなんにも言われないような場所とか自分らがどうかとか、なんかこうもっと見直していけることがあるのではと、自分が親になったからそう思うのがあるかもしれないけど、なんか次の世代を育てていくにはそういう環境を自分達が用意していけたらいいなぁと感じています。
まーあんなのも有りでいいかなぁと、うるさいという大人も居たら、いいなぁと思える大人もいたり、そういう環境の中で子どもが育っていけたらいいナァとすごく感じます。
1-交流会 042-001