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食器洗浄機の貼り紙【春日山】


ある日、夕食が終わって食器を洗浄機の水槽に入れようとしたら、貼り紙がしてありました。
≪食器の割れが増えています。食器洗浄に入ってく下さい。≫と書かれていて、水槽には水が張られていなくて桶が2つ置かれていました。
「どういう意味なんだろう?」「食器を夫々洗って行くようにということかな?これからそうなっていくのだろうか・・・・?」
食生活の人に聞いてみると、「最近食器が山のようになっているのに、食べ終わった人が洗わないでその上にまた食器を重ねていくので食器が割れることがある。一石を投じようと思って。」とのことだった。
翌日の食生活の出発研(私は時間メンバーで入っています)では、ほとんどの人が貼り紙によって洗って行くことを支持する意見だったように聞こえました。
その日の昼には、≪食器洗浄に入り合っていきましょう≫という言葉に変わったものが貼られていました。「なんか、しっくりこないな。貼り紙を貼って呼びかけるというのは、何となく一方的に求めている感じがして私の中ではやりたくないことなんだけど・・・。」と思いました。
でも実際、食器がたまらなくなったし、私もそれまでより洗うようになりました。
「実顕地には貼り紙はありません」というのを何回か研鑽したことがあるけれど、そのことが意図する中身はどういうことなんだろう・・・など、あらためて考えてみたいと思いました。

【春日山実顕地 柳 順】