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自動解任月一ヶ月考えさせられたこと


5月23日から養豚部に行くようになったので6月は何しろ新しい職場に慣れるのに必死でした。行く前は掃除とか洗濯かな?生産職場でまわり仕事ができたらいいかな、、、なんて思っていました。行ってみたら、しっかり、飼育の基本、糞かき・水やりから始まって今は時々子餌やりとごくたまに母豚餌もやったりします。体もようやく慣れて、朝ふつうに起きられるようになりました。そういう意味では体ってすごいなぁ~ちゃんとそれなりに適応していくんだーと、実感しています。

 6月前半の豊里の基本研で、エンドレスの糞かきと水やりに先が見えないところでする仕事の気持ちの置き所がない不安定感を出したところ「糞かきも水やりもそれ以上でもそれ以下でもないでしょう」と言われた。「そりぁ~そうなんだけど、、、」ちょっと沈んでしまった。心のどこかで新しい職場に自分が行くことで、なにほどかプラスになったと思いたいという気持ち。これまた、同じ部の男の人から小気味いいほどに「そんなこと考えてるうちゃーダメ!」と打ち砕かれた。(もちろん親愛の情を込めてですが、、、。)

 春日山の資料研でむらネットの記事『実顕地づくり研・運動編』が話題になった。
松本さんのコメントの「二世代がジェネレーションギャップを感じながら一堂に会して研鑽できたことが大きい」を受けて、逢澤さんが「松本さんは世間でいう常識的な世代交代なんて、決して言ってない」とさらに意見を展開してくれた。生涯現役!の逢澤さんが言うと説得力あるなー。私も気持ちのどこかで、常識的な世代交代を考えていたように思う。新しい職場で真由美ちゃんが「春美さんもいろんな事が出来るようになるといいと思うから」と言って少しずつ新しいことを教えてくれる時、気持ちのどこかで「引く」ものが出てくる。「今さら飼育の一からはいいよー」みたいな、、、。それでも興味も出てくるので、質問したりするけど、気持ちが中途半端なのがよくわかる。
この研鑽会の後ちょっと気持ちの置きどころがちがってきたかな、、、。

私の仲良し班4班は今回の養鶏法に小川洋平・矢内優子・奥田晃久(係り)さん達3人も送り出していた。後期の仲良し班の世話係りを選出する時に、この3人がいなかったので、帰ってから決めようーとなった。今期の世話係りのなな瀬ちゃんが「若い人にってよく言うけど、私等これからまだズーと続くんやから、今やれる人、やってほしいなぁ~」これには、「ホントそうだなぁ~」と妙に納得しました。彼等が帰ってきて、今日6/30に臨時仲良し研しました。久々にいつもの倍の人が集まって受け入れと来期の世話係り決めました。やっぱり人が集まると面白いなぁ~。世話係りは落ち着くところに落ち着いた感じでした。

月の後半の豊里基本研でこのひと月の気持ちの変化など出しながら、生産職場になって、『仲良しするしかないからその中で鶏でも飼おうか』と言う言葉が今までとちがって、響いてくる、と言ってみたけど、うまく気持ちが言葉で説明できなかった。職場が変わる・今まで体験しなかった事ができる味わい、いつでも出来ることではないけれど、自動解任というしくみに助けられての一ヶ月だったなぁー

「研鑽会がおもしろくない」今月この言葉がけっこうあちこちで話題になった。
日々色んなことがあって忙しくっても、基本的には衣食住が安定していて、
快適に暮らしているのが実感。別に研鑽会に行かなくっても、、、、。

「おもしろい研鑽会」ってどんなん?
同じ研鑽会に出ていても、感じるものは全然ちがうんですよね。
先日、ある研鑽会で、私は言ってた人の親愛の情を感じたし、面白かったのですが、別の人は言ってる事柄の中身に気がいったみたいで、報告し合ってその違いがわかった。
私が事柄はよくわからないのもあるのですが、、、。

その日自分が何に興味があって暮らしたか?でその日の研鑽会で語られるどんな言葉が耳に飛び込んで来るか違ってくる、なんて、しょっちゅうありますものね。
「一年に1回か2回研鑽会で発見があったら儲けもんじゃないか」
と言うのも資料研で出てたなぁ~。

今日、洋平さんが養鶏法の受け入れ研で言ってました。
「(養鶏法)肩ひじはらずにやってきました。養鶏書は難しい事も言ってるけど、 ”研鑽会に出る” ことが大事って何回も言ってる」
『結局、そこかい』(彼流の言い回しで)
ここだけ切り取ったら怒られるかな、、、。

【春日山実顕地 平島春美】