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精乳参観やってみました【豊里】


村岡悦史

ファームができてから、私もたまにお店に立って牛乳と乳製品のおすすめをしています。また、ハードヨーグルトの製造を再開する際にはヨーグルトの製造ラインのメンバーに加わることになって、精乳のクリーンルームのデビューも果たしました。
ファームでのお客さんとのやりとりや、乳製品のことで曽田さん五味さんといろんな話をしていくうちに、牛を飼って精乳設備を持ってファームがあって、ということの意味や価値を実感としてとらえられるようになってきました。
地味だけどホントは凄いのに! と思っていたらいいタイミングで精乳参観が実現しました。こういうことはかなり久しぶりのとのことです。        

曽田宏治

最近は保健所の人ぐらいしか参観してもらう機会がなかったので良かったです。全然知らない人に新たに観てもらって知ってもらうのは嬉しいです。説明は下手だけど、説明するのは嫌いじゃないです。

井波みつぐ

精乳所はまるで銀色の迷宮?王国?でした。
はたまた牛のお乳が入り口から入ると、色々な美味しいものに変わって出発していく、
シルバーボックスという感じ。
王国の住人、曽田さんはやさしい笑顔を絶やさず色々説明してくれました。
牛もすごいけど、人間もすごいなあ・・・・と、ただただ感心。
豊里ファームに来た人が見て、わかりやすい楽しい図に描けたらいいなあと思います。

穐本加奈子

「ヤマギシのバターを製造するために中間製品として製造している「生クリーム」がある。ホモジナイズ(均質化)していないものなので市販のものと同じではないけれど、ファームなどで使うことはできないか」と村岡さんから声を掛けてもらいました。
実際に味をみて、生クリームを使ったお菓子を色々作ってみたところ、とっても美味しくてびっくりしました。乳脂肪分が低いため、濃厚さやホイップ性は欠けるけれど、ミルクの風味はしっかりと際立っている。これは凄いことだなぁと思いました。ファームに並ぶデザートの幅が広がっていくことを思うと楽しみになりました。
生クリームを扱いながら「豊里ファームは生産者と消費者で一緒に創る、盛り上げるお店になるといいな」という豊里ファームが始まってからの想いが頭をよぎって、「ヤマギシの牛乳はどんな風に作られているんだろう、バターひと瓶作るには牛乳が何本いるんだろう、そのときの脱脂乳はどうしているんだろう・・・そんなことが目で見てわかるわくわくするような絵がファームにあるといいな」「一つの製品の背景を知って食べる。それだけでも味わいはぐんと変わるような気がするな」と、いろんな気持ちが出てきて、絵を書いてくれそうなみつぐさんと、乳製品の製造工程を把握している村岡さんに想いを伝えてみました。村岡さんはすぐに製造工程を分かり易く伝えてくれて、更に乳製品の工場見学まで段取りしてくれました。

見学をしてみて、こんなに身近に工場がありながら、中がどんな風になっていてどんなことをしているのか全然知らなかった自分にまずはびっくり。ひとつひとつ大事な工程を踏んで牛乳やプレーンヨーグルト、ソフトクリームミックス、バターなどが出来ていくことを大きなタンクを見て回りながら曽田さんが分かり易く説明をしてくれて、やっぱりもっと伝えていきたいことがあるなと思いました。ミルキングパーラーから直接運ばれてきた原乳はつやつやしていて美味しそうでした。「1キロ先で搾られた原乳が、ここで牛乳や乳製品になって、500メートル先の豊里ファームに並ぶってやっぱり凄いことだな~。こんな背景を知ったら豊里ファームの牛乳を飲みたくなる。まだまだ生産者が発信できることはいっぱいある」そんなことを思いました。まずは見学をして知った乳製品の製造工程やこんなに最短距離でファーム届いていることをみつぐさんと一緒に絵などで顕していけたらいいなと思っています。