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衣生活の”目からウロコ”の話【春日山】


7月度春日山交流会発表から

喜田栄子さんと沖永雅子さんが、ヤマギシの村づくり2―(7)のコメントに書いた、春日山衣生活部の人の話が、ちょうど春日山の交流会で発表されたので、紹介します。

【春日山実顕地 平島春美】
衣生活部メンバー(7月度春日山交流会より)

衣生活部メンバー(7月度春日山交流会より)

郁代 衣生活です。やや年齢高めで揃えております。なんでここ(舞台)に上がってるんかわからないね~。私達が日頃やってる一端が言えたらいいんかな~と。
発端は衣生活の中でも働き手の啓子さんを別海の交流に送り出して、結構忙しい中に研鑽学校から枕カバーを40枚作ってほしいと提案があったんです。(40枚もよく平気で提案してくるか、、、)その時はまだ洋子さん(菊池)いたんです。2~3枚なら私作るけどね~。、じゃー40枚どうやって作るか?となって、みんなでアイロンかける人、印つける人、ミシンかける人、私は布を切って後は「あーせー、こーせー」と言って出来たんです。布は洋子さんが買ってきたんです。
みんなで連携して一人が抱え込まないでらくちんにやれて、とっても楽しかったんです。

由喜子 昨日八重子・香代子さんふたりが豊里の実顕地づくり研(金曜日夜)で衣生活の最近の話をしたようです。今月のテーマの「新しい人が育って、引くのでもなく、割り込むのでもなく」を研鑽した様子と感想をむらネットで紹介してくれたんです。

八重子 豊里の清村さんが餃子作りの話をしてくれたんですね。春日山の食生活の人が多勢で来て、楽しそうにやってるのを見て、考えが変った話で(これも確か目からウロコのコメントだった)、私は楽しいのならうちらも楽しくやってるよと、この頃の話をしたんです。まず、最近菊池洋子さんを太陽の家に送り出したんですね。洋子さんって、誰もが『洋子さーん 洋子さーん』と言って何やって、かにやってと言う人なんです。その大事な人をいきなり送り出して自分らは何したらいいんだろう、どうやって行くんだろう、そこでまずは「ひとつの部署をそこだけをやるんじゃなくって入りあってみんなでやって行こうよ」とやり始めたんです。
最初にやったのは、お風呂の湯抜きなんですね。今までは洋子さんが一人でやっていたのを6人でわいわい言いながらやったんです。今まで、湯抜きすると泡がよくでてきたりしてたんです。今回は泡が出ないように、を目標にやったんです。そしたら、みんな関わってるもんだから、湯が出始めたらどうなってるかしらって見に行くんですね。そういう風に自分のことになっていくのがおもしろいなぁ~と。
もうひとつお風呂のお花を郁代さんが生けてたんですが、それを誰かやってみない?って郁代さんがいうんです。みんなシーンとする中で私ちょっと心が動いたんですね。となりにいた由喜ちゃんにいっしょにやろーって言ったんですね。

由喜子 いやぁー私? 運び屋くらいならやるよ。私がやったら、一輪挿しやでー!
そう言いながらもそんな事やれない、こんな事せなならんじゃなくって、こんなん咲いてたよーと一輪挿しでも気持ちのところでやれることならやっぱりやっていこー、そういうところでやりたいなと。

香代子 私と八重ちゃんは洗濯をやりたいと立ったんですが今まで私がやっていた、たたみと供給のところをやりたいという人が誰もいなくって作業はみんなですすめるんですがやっぱり、お婆ちゃん達の受け入れとかいろいろあるよなぁ~と考え出しらその日寝られなかったんです。
次の日の朝にそのことを出したんです。(洗濯してた)ベテラン2人がひとつのことやるか?とも思ったんですが由喜ちゃんがこういうんです。
「このポジションがあるから誰かをはめていくやり方はもうやめよう、それをどうしようかというところから、やりたいよ」と言ってくれて、私は洗濯をしながら、たたみも見ていくのかなぁと思っていたんですが、私もそこをやりたいと思えて今は洗濯を思いっ切りやったらいいんだなと思ってます。
洗濯をやり始めたら、今まで4年やってた郁代さんも色々資料はあるよと声かけはしてくれる。八重ちゃんと洗濯してたら、啓ちゃんがさりげなく、傍で手を出すでもなく私等がやっていけるように、気をかけてくれてるのを感じる。
それを今月のテーマの「引くのでもなく,割り込むのでもなく」の情景のように浮かび上がってきたと研鑽会で出したら、千鶴代さんが「じゃぁ新しい人は香代ちゃんのことなの?」となってそんな風なことになったらしい(笑)
なんでみんながそんなに反応するのかな、、と思ったけど、そうらしいの。

由喜子 毎日楽しいというのもあるんだけど、だいたい自動解任の頃はこんな感じになるけど、はまったら、それでいくのが多い。毎日毎日これでいいか?もっと外せるよ、もっと自立的にやっていこうと声かけてくれる。それが毎日ニュートラルでやっていける。そこを『素直にまじめ』やっていけるのがうれしい、今だからというのではなく、これをズーと続けて行きたいなと思ってます。