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雄物川へ行ってきました


14-雄物川3 005
実顕地ひとつの研鑽もやってきているけど、ホンと知らないことばかりで、行く前に聞いた話から想像するのとでは大違いでした。行く前はあんな遠くまで大金使って行っていいのかな~なんて思っていたけど、新鮮な空気、ススキのゆれる景色を見ただけで元気をもらい、本当に心の涵養になりました。

東北の地でみんなどうしているのか、どんな暮らしをしているのか、と思ってはいたけどみんなに会えただけで、顔見るだけでうれしかった。雄物川実顕地と聞くと永簱夫妻の顔はすぐ浮かんでくるけど、山原実さん由美ちゃん夫妻がいて、たくましく元気でした。豊里で産まれたまれた娘が20歳になったとか。週3回夜寄っている研鑽会では私が参画したころ仲良し班が一緒だった高橋長悦さんが変わらない笑顔と優しい語り口で進行をしてくれていた。

また、あんなに大きな農場とは知らなかった。たった3家族で、広いリンゴ園ナシ園と田んぼ、養豚をやっている。養豚は母豚が550頭・子豚も入れると3400頭の豚がいて、社員さんは10名。果樹3名、耕種2名・事務1名の計16名。
この時期はリンゴの葉かきに出荷、ナシの収穫、稲刈りと手がいくらあっても足りないようです。同時に冬の雪下ろしに備えて、生活館の軒を出す工事に30年前に特講を受けた大工さんが秋田杉を使って立派な軒屋根を作ってくれていました。どんなに忙しくても、来た人たちにお茶を出して心を通わせるのは忘れないひろ子さんのおもてなしにも感服。

実顕地の周りはリンゴ園で、クローバに紅いりんごが映えます。散歩するにぴったりです。ただここは隣の小沼さんのリンゴ園です。リンゴの木の下でお茶もしました。愛和館の窓からはゆったり流れる雄物川と黄金色に輝く稲穂、はるか向こうには集落の家々が見え、空の広さと大地の雄大さ、風や空気、虫の声に鳥のさえずりに、時間の流れまで変わってくるようです。避暑地にしたい実顕地でした。小さな実顕地もいいな~、社員さんやの話や業者さんの話から地元の人とのつながりも感じられ、ここに実顕地があることの大きさを思いました。

夜の研鑽会でのやりとりも小さな実顕地ならではで、ぶつかり合うような迫力ある場面があったりいろいろ面白かったのですが、それはまた次の機会に。こうして私たちは今実顕地づくりをしながら共に生きているのだと実感してきました。ありがとう。

【豊里実顕地 喜田栄子】


03-雄物川1 033