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一体の専門分業とは?【一志】


一志実顕地 乾燥所

一志実顕地 乾燥場

一志の鶏、約45万羽の餌は全て自家配合ですが、その餌の一部にパンなどの食品残渣(パン粉と呼んでいる)を熱風乾燥して飼料化したものを使っています。先日その飼料化する工場(乾燥場と呼んでいる)の事故をきっかけに安全面や設備面を見直すことになりました。

それまで乾燥場は朝早くから夜遅くまで稼動しており、稼働時間がもっと短くならないのかと職場研などで話題になる事もありましたが、朝早くから夜遅くまで仕事していて、何となく大変そうだからと、自分がそこに積極的に関わっていこうという気にはなりませんでした。

今回そうも言ってられない状況になり、そこに入ってみると運営面や設備面で色々改善して行くところがみえて、手を打ったところなんと稼働時間が今までの1/3~1/2まで短縮しました。

今回パン粉が作れなくなった事で鶏の産卵が大幅に落ちて、各方面に多大な迷惑を掛けた訳ですが、改めてどこか一つが欠けてもこの養鶏産業全体が不調和になる事を身を持って体験した事と、いざというときに寄って何とかしようという面を観たように思います。

今まで専門分業という名の下にその人がやっているから、任せているから自分は自分の持ち場でと、個別の専門分業でやっていたのかと思います。
実顕地も高齢化や少子が言われていて、今までその人やその職場だけでやれていた事ことがやれなくなってきて、職場間や実顕地間の交流でやっていこうとの流れが始まっているように思います。

一体の専門分業とは日々どう有ったらよいのかこの流れに乗りながら考えて行きたいです。