ページを印刷 ページを印刷

10年続いた休館日【一志】


DSC_4829

愛和館が新しく建った当時、きれいなまま百年もたせたい、ご飯作らず思いっきり美化するために送り出してもらうのが嬉しい気持ちだったという人もいます。
「毎月お料理つくりを楽しんだわ」という人と、独身男性や昼が短い仕事の人に「苦しんだわ」という人もいたでしょう。
10年やってきて、そろそろ見直してもいいねという空気になってきたようです。
その辺を仲良し研と食生活部からの様子を紹介します。

一志実顕地 本巣京子

仲良し研(2班)から

「ご飯作るのやめて掃除する」じゃなく「やっぱ、ごはんつくりたいなー」と思った。

休館日の日、若手3人が愛和館前の廊下のワックスを這いつくばって剥がしているのを見て違和感を感じた。正直「女でやるんかい、男やらへんのかい」と思った。

それぞれにイージーバッグぶら下げて休館日用に用意された食材をもらいに、或いはスーパーに買い物に行って帰ってくる姿を見て「今日はイズム生活休みの日か」と思った。

仲良し研で出してみたら「愛和館は食生活部の人が美化するものと思っていたのが外れた。私の愛和館。私が美化する。」と嬉しそうに言った人がいた。

「仲良し班でやりたい」という気持ちがわいてきた。

「今日の仲良し研はみんなで愛和館美化しよう」「どこ美化する?」って感じでやりたい。「何でもやるよ」と浅野さんが応えた。「じゃあ佐野さんはスリッパ拭く?」「終わったらデザート食べようか」・・・とにぎやかな仲良し研になった。

DSC_4832

食生活部から

「食事作りを休んで美化をやらせてもらっている」「やりたい」「やらねばならぬ」とやっていました。
腕が痛い、肩が痛い、腰が痛いという人が増えてくる中、楽にやるにはといろいろ工夫して・・・
食のメンバーだけでだんだんやれなくなってきた中、休館日を見直したいと声に出してみたこともあります。
「月1回の休館日を楽しみにしている」「妻の手料理が食べられなくなる」「宴会がやれなくなる、飲めない」など。・・・やっぱり休館日はやるんだぁ。

もっと他職場の人にも入ってもらってみんなで美化をやっていこうと、休館日と呼ばず”美化の日”と呼び名を変えて2年くらいやってみたものの・・・食事作り休んで何で食のメンバーが廊下のワックス掛けしてるのかなあとか、会場やロビー、廊下はみんなが使うところだよなぁなどと思います。
みんなで寄ってやりたいと思っていたのに個々で食事を作るようになって、ちりじりばらばら。その為に職場を早く上がってきてご飯の準備をしている、何をやりたいんかなぁ。

ここ最近の一志はみんながサッと寄れる雰囲気があって心が寄ってきているように思います。
今年の正月も何かやりたいねと3日に里帰りの人たちと餅つきをやりました。そんな中で休館日を見直し「愛和館で食事をしない日」というのはやめたい、やめよう。じゃあ美化はどうするの?
いつもなら年頭に美化の年間計画を立てるんだけど、それもしないで「ゼロからみんなで考えていきたいです」と提案したところです。