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韓国実顕地に来てみて【平本美穂】


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研鑽学校の係として来させてもらっているので、合間でのぞいたり、参加者から感じている実顕地の役割など、思うことを書きます。

まず思ったのは、青年の動きについて。今回の参加者に2名の青年がいます。韓国では、実習、特講、研鑽学校が組合わさっていて、何ヶ月かの生活体験の中で、特講や研鑽学校に行ったり、日本に交流に来たりしています。彼らも来た事があって、日本語がある程度わかります。また、ゆっくり研鑽会なるものがあって、若い人が寄って、一つのことをじっくり研鑽したりお酒を飲んだりします。そしてさらにその根本にはかつて楽園村参加者だった、というのがあります。楽園村を出発してから、次の寄る場があるのです。

次に学育について。今は金善姫さんの所の中学1年生と3年生の女の子、社員をしている元実顕地メンバー増田典子さんの所の中学の男の子と、高校の女の子がいます。部屋も建物が2棟なので、親のとなりの部屋だったりしますが、学校から帰って来ての勉強や風呂、食事、休みの時の養鶏部への動きなど、学育として動いています。夏休みなどの前には親、子、係で寄って、動きを描いたりするそうです。大学に通っている子も、長期の休みには楽園村のスタッフをしたり、養鶏部の動きに入ったりしています。豊里でも、寝枠の職場があったらいいなと思いました。

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あとは暮らしいろいろ。4夫婦と、青年、おばあちゃんたち、と、こどもたち、と、生活体験の実習生が何人か、といった人数構成です。長年やっている人たちですが、生活は一人1職場でずっとやる動きにもなるので、交流しあって行きたいです。

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食事。日本では辛くてキムチも食べない私ですが、郷に行ったら郷に従え、で、それなりにおいしく食べています。野菜料理(というか漬け物)の品数が多い感じがします。棗が汁に入っていたり、赤飯に銀杏があったり。蕨の乾物、見知らぬ葉ッパ、もちろん韓国海苔も。

今日の研鑽作業の受け入れは入雛準備で、行ってみたら、鶏糞ならしからでした。ここでは前の代の鶏糞をそのまま使って入雛します。初期は発育が小さめですが、成鶏になったら、抵抗力があって、元気なようです。何か、学育の考え方にも通じるものがありますね。

ユンさんから感じられるものも大きいです。村での暮らしも、研鑽学校でやる事が基本となるので、しばらく行っていない人には是非参加してほしいです。

【豊里実顕地 平本美穂】

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