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新生『愛和館』となるか【春日山】


正面の入り口

愛和館に新しい動きがありそうです。
ある日突然、正面入り口の様子が変わりました。今まで古色然とした由緒(?)ありそうな壺が飾ってあった飾り間に花が生けられ、メニュー板が手洗いの上の飾り障子の所にきました。いかにもお試し中といった趣で、色模造紙の台紙に貼ってあるだけです。初日何人の人が気付いたでしょうか?
いつも通りカウンターで食器を取って、ふと見上げたらメニューがない!まぁ最近の動きの中だったら、そんなこともありか?位に思った人もあったようです。いつもお花が生けてあった花台にはお雛様の色紙が飾ってあります。
 「そもそも春日山の愛和館の入り口はどっちが本当?」なんて話題すらならない最近ですが、一昔前は正面左手の心境調正橋(石橋)を渡って入るのが村人の入り口といわれていました。生活案内もそのようにしてましたね。学園生(今は学育です)が学園食堂でなく愛和館で一緒に食事をするようになって正面から入るようになり、実質の入り口はもう何年も前から正面になっていました。それでも、律儀に従来の入り口から入る人はいました。
それを今回、正面入り口のほうへ花とメニュー板を移動して名実ともに入り口とし、本来の(?)花とメニュー板を見てから手洗いをして、食器を取るという動線になったのです。
それと同時進行で座敷の座卓をテーブルと椅子に替えようという動きが実現しそうです。その話は今まで何回もあったのです、掘り炬燵風にして、舞台としても使えるようにとか話は出ていたのですが実現までには至りませんでした。
愛和館は『世界遺産』と自負する私達、お客さんが見えられて全体が見えて、ちょっと別空間のような座敷で食事をして頂くとか、法事なども多く高齢化の中、椅子席が好まれるのもあります。
手軽にまずはテーブルと椅子を入れてみようとなったのが今風?でしょうか。食生活の家公子さんが資料研2で出していましたね。今までだったら、何か変えて行く時は「練って練ってそのうち、最初の気持ちが萎えてしまってたでしょ、」
何しろ今月のテーマは「ちょっと面白しろいからやってみよう」「連鎖反応」ですから。

春日山実顕地 平島春美