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タイからのお二人


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 タイ実顕地がお世話になっているレックさん(73歳)と、レックさんのお孫さんのオーポーちゃん(16歳・高校2年生)が4月1日から9日間、豊里実顕地に滞在しました。
 オーポーちゃんは、牛や豚、鶏を飼うことや、野菜を育てることに関心があり、度々レックさんにヤマギシの話を聞く中で、一度行ってみたいと思っていたそうです。
 滞在中は、豊里実顕地をぐるっと案内してもらったり、蔬菜~出荷場~豊里ファームまでを案内してもらったり、春日山実顕地を案内してもらったり、苺の管理作業、太陽の家、魚菜、肉牛など色々な職場で受け入れてもらいました。
 帰国前夜にお二人に感想を聞きました。

「滞在中、一番楽しかったことや心に残っている事は何ですか?」

レックさん:魚菜で野菜を切ったり、お肉を切ったり、パン粉付けをやったのがとてもとても楽しかったわ!あそこは、とても楽しいところです。もっとやりたいです。私が野菜を炒めてもいいのかしら?

オーポーちゃん:牛の世話をしたのがとても楽しかったです。牛にミルクをあげたり、草をあげたりしました。タイでは体験できないことでした。牛がとてもかわいくて、世話をしている人たちもいい人ばかりでした。
他の仕事もとても楽しかったです。たくさんのことを体験しました。ありがとうございます。

「オーポーちゃんは滞在中の食事で何が美味しかった??」
オーポーちゃん:タケノコ!!タイのタケノコとは全然違いました。とてもやわらかくて美味しい。あと、苺がとっても美味しいです。毎日2パック食べました。甘い苺はタイにはないです。野菜はどれもとても美味しかった。特にミニトマトが甘くて美味しい。

レックさん:私はお米がとても美味しくてたくさん食べてしまったわ。ご飯に金山時味噌をのせて食べると美味しくてとても気に入ったわ。野菜もどれも美味しくて、自然な味でした。味噌汁も好きです。

レックさんは「このタケノコでグリーンカレーを作ったら絶対に美味しいわ!」といい、タケノコたっぷりの美味しいグリーンカレーを作ってくれました。たくさんの人が食べてくれて、レックさんも大喜び。

オーポーちゃんは帰ったらもっと日本語の勉強をして、日本の大学に行けるように頑張るそうです。そして、「日本の大学に行けるようになったら、土日や長期休みには豊里や春日山で一緒に働きたい。」と話していました。そんなオーポーちゃんにレックさんは、「大学に受からなくても高校が終わったら豊里や春日山で一緒に働いてみるのもいいと思う。」と言っていました。
 
 レックさんは何度か豊里実顕地を訪れていますが、今回は豊里の人と一緒に仕事ができたことが本当によかったようで、「タイ実顕地との関わりがあって、私は日本のヤマギシに来ることができた。私はもっとヤマギシのことが好きになってしまった。」と空港での別れ際、涙ながらに伝えてくれました。
 桜の綺麗な時に滞在することができて、お二人の充実した感想を聞かせてもらって、とても嬉しく思いました。

豊里実顕地 穐本加奈子