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入学お祝いの会


 豊里実顕地では、この春、新入学した子ども達をお祝いする会を村人みんなで開きました。

 舞台で紹介されたのは幼稚園から高等部までの入学生で、高校を卒業して専門学校や大学に入学した子ども達の紹介もありました。

【豊里実顕地 萩田喜七郎】


 高等部入学、進級おめでとうございます。

 メイン道路の桜も満開に咲き、お祝いしてくれている様ですね。

 私は、高等部7期で出発しています。私が高等部生だった時に生まれた人達が、今は高等部生なのですね。そう思うと、ずいぶん時間が経った様に思いますが、今でも、職場受け入れ等で、関わらせてもらっている事が、とても嬉しいです。

 今の私の元になっている事が、学園生活の中に沢山あった事に、気付かされています。

 特に印象に残っているのは、農産加工で受け入れてもらった松浦美和さんの仕事振りです。人参そうじ、玉葱そうじ、芋飴の絞りなど、一瞬も無駄のない動き、そうじの確実さを目の当たりにしたときは、衝撃を受けました。あの動きをやれる様になりたいと思い、自分とどこが違うか、目の動き、手の動き、包丁の入れ方など、真似をして真似をしてと、やった覚えがあります。

 今年も、食生活で女子部の子を受け入れて一緒にやっていくと聞いて、楽しみです。昨年も、今の高等部生は、何に興味があるかな?どんな所を意識してやっているのかな?と、一緒にやってきました。先日、職場研でも、何が育っていったらいいのかな?と、みんなで考えました。私も、魚菜でなら、と考えてみました。魚菜には、菜園で採れる野菜や他実顕地から届く野菜があります。それらに、どんな人がどんな風に関わって、自分の手元に届いたか、受け止めて、そのものも、人も活かしていけたらいいな、と思っています。

 実動だけではなくて、暮らしの中でも、美化や洗い物をする時でも、「美化はこの順にするんだよ」「洗い物は、溜めないで、見たらすぐ洗う」とか、伝えてもらった事を思い出します。

 専科生はあと1年、本科生は2年、予科生は3年間、思い切りやって下さい。

村岡佳世子 豊里実顕地