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『その過程』がなんともダイナミックで面白かった!


5月の春日山交流会で妹尾薫さんがチーズ作りにかける熱い思いを語ってくれました。
あらためて、「薫さんそう思ってやり始めたのね」と思いを共有出来た気がしました。
長く養豚に関わってきた仕事師の彼女が酪農部にかわって、なかなか楽しみが見いだせない。そんな中、近郊の人が春日山の原乳からチーズを作っている事をきいたり、酪農家関係のチーズづくりの研修にも参加してみました。そこで参加した人達が必ずしも牛乳が手に入りやすい人達では無い事も知りました。自分はなんとラッキーな立場にいるのかとも思ったそうです。これを自分の楽しみにしていきたいと思えたそうです。
チーズ作りを提案したのが今年の2月でした。最初の彼女の提案はそんなにすんなり受け入れられた感じではなかったような気がします。彼女は研修で紹介された器具を購入してひとりでも作れるからと考えていたようです。
「我が家の牛乳でチーズを作って食べたい」それは大賛成!
日曜市で出せたらいいな~と夢もふくらみます。
しかもあまりを金をかけないで。(ここ肝心!)
ひとりの楽しみじゃなく、みんなの楽しみになったらもっといい。
4月「チーズづくり実行委員会」が作られました。
しかも今、世間は手作りチーズがブームのようです。大がかりではなく、酪農家が自分のところで作るようなチーズが人気のようです。
彼女はこんな世間の風も知り、チャンスに後押しされている気がしたと言っていました。
そんな中、かって別海実顕地でチーズづくりを勉強したことがある寿子さんと農産加工の中島さんも噛んでチーズ工房に視察にいったのが5月初旬。
当初中島さんは自分は写真を数枚撮ってきてみんなに紹介する程度に考えていたそうです。
そしたら、その写真とコメントがなんと2日後に愛和館入り口の掲示板にバーンと貼り出されました。そのスピードに逆にビックリ・感激!!(俄然やる気になりました)
寿子さんはチーズ作りの勉強はしたけれどその時は作るのは大変そうと感じていたのだそうです。今回まぁ、立ち上げくらいは関わろうかなと思っていたと言っていました。
でも、視察したどこの工房でやっている人も楽しそうに、しかも楽そうにやっているのを見て、自分もやってみようという気になったと話していました。
さてチーズをどこで作ろうか?となり、旧研鑽学校生活館の厨房に白羽の矢があたりました。とりあえず、試作ができれば、、、と。正直汚かったのです。
みんなに呼びかけて美化したのが5月中旬。私や由喜ちゃんは「これはひろく門戸が開かれてる訳だから噛まない手はない」と美化に参加しました。きれいになったのです。見る見るうちにピカピカになりました。モンゴルの力持ち達も大活躍しました。
それもそのはず、この建物はこの界隈では一番新しくって、しかもあまり使われていなかったから、磨いたら立派なチーズ工房になりました。
5月25日いよいよチーズ作りです。モッツァレラチーズです。2日間かけてつくられました。5月27日の食事会でグリーンサラダに添えて頂きました。
‘‘出来たんですね~すばらしいーパチパチ♪’’(食べる前から感激)
(むらネットの記事から)
*これってきっとみんなの気持ちだと思います。

春日山実顕地 平島春美