ページを印刷 ページを印刷

冷や汗とドキドキ【別海交流】


8月の後半の半分を別海実顕地交流で過ごしました。
印象に残っていることは、着いた日の夕方の愛和館は、翌日の風連湖の祭りに出店する準備でゆで卵殻むき等賑やかだったこと。
わいわい言いながら、あっ!と言う間に準備が終わった。
その祭りが、地域の皆で店を出して(一般の出店は無し)皆で運営している活発なこと。
地元の別海牛乳も無料で配ってた。
煮卵と回転焼きは好評でしたね。



翌日の荒木さんの案内で参観が超印象的でした。
バイオガス実際に参観しました。
村ネットの中で様子を見た程度でしたが、一度皆さん行って見て、参観でお話聞かせてもらうと、なんだか「でっかいぞ!」って実感します。
まだまだ先を描いてる荒木さんは、少年のように私には感じました。


それから、やっぱり一番印象的は、2番牧草刈りの間に夫婦で2回釧路方面配送に行ったことです。
今から思い出せば、珍道中でした。
いや、その時は、本人達は必死!の中で、爆笑あり、冷や汗でドキドキもありました。
最初、エイイチ君と釧路の街に入るまでは、3人でトラックに乗って。
その間に、カーナビの扱いと何やら所々の道の注意点が話におりこんでるような、そんな会話で引き継ぎしたのかな。
私が伝票見ながら、ナビをセットして、運転は佐々木さんが。

ポイント近くなったら、表札一つ一つ確認しようとしてたら、活用者の方も窓から覗きこんでいて。
あれ~。(笑)
いや~。(笑)
こんにちわ。って感じで、表札確認する前に相手に見つけてもらったような感じでした。
1回目の配送の日は、小雨。
最後のポイントが、もう海の波打ち際で、ビックリ。
小雨だったので、灰色の印象しかなくて。
この次に晴れで来たらいいなと次回を楽しみにできた。

2回目の配送の日。
天気は晴れ。すごい快晴の日でした。
卵を養鶏の選卵から運び入れる所から始まりで、大口の業者さんの卵は
トラックの取りやすい所に置く。
さ~出発。
伝票見たら、え!?先週行った所と違う?
先週行ってない所ばかり。
は?隔週なの?
あの楽しみにしていた海の波打ち際のポイントも無い!
11時近くまで、なんとか順調に配送できたね・・・と思ってたら、
「あら?え?大口の卵?あれ?降ろしてないよね。」
「え?あれ??」
「え?あそこ、釧路の街入って朝の2番目に行くんだよね」
「は~?」
って二人で・・・沈黙。
「この近辺らしい所は、まだ3件あるよ。」
カ−ナビ使って、伝票の順番で来たつもりだが、大口業者は、もともと伝票がない。
メモがあったハズ、それはどうやら早朝に養鶏行った時の風で飛ばされた感じ。
二人の間で出た言葉は、「2時間は過ぎてるよ、謝ってね。私、いやだ。」
「いやいや、謝ってくれよな。」
もう、冷や汗。ドキドキ。
近辺の配送を早く終わらせようと、早く済ませたいのに、なぜかいっぱい話してて、なかなか話が終わらない。
最後のおばあちゃんは、車に乗り込む所までやって来たりして。
冷や汗と、ドキドキ。
やっと業者さんに着くと、二人揃って車から降りて「こんにちわ。」それだけで15ケース卵降ろして運んでたら、お店のおじいちゃんが缶コ−ヒ−両手に持って、「ほら、持って行って」と私の手に握らせてくれて。
料金の袋も私に手渡して。
「有難うございます。ごちそうになります」だけで。
冷や汗とドキドキは止まりました。
久々のドキドキ体験でした。
釧路の街から、厚岸町に移り。
一件、伝票に電話番号もない、住所もない、メモもない。
朝出発前に佐藤さんに、「へ?これで?これで行くの?」
「俺も知らないんだよ」(へ?よくもそんな事平気で言うよな)っと内心思って、事務所の中見まわしたけど、とっかかりになるような表も資料もなさそうで、あきらめた。
今から思うと、よくもあれで自分は出発したよな~と思う。
ただ、ササキの携帯番号を知らせて、後から連絡入れてもらえるようにして出発した。
それで繋がってなんとかなった。
なんとかなったって、言える自分が面白かった。
配送終わって見えてきた厚岸の海の景色は、とっても綺麗でした。
帰り路、タンチョウツルも別海の近くで見ることができました。
景色見たら、全部が珍道中になって、す-っと消えて、面白かった。

色々自分の中で、あったな。
「え?卵1個で行くの?」
「え?卵1個で行く道を探してるんだよね」爆笑して。
「と言っても、相手は待ってくれてるんだよね。」
カ−ナビも、ビックリ!
四つ角を知らせるのに、縦と横の番地を知らせるのですよ。
カ−ナビがいっぱい喋って、忙しそうでした。

多摩実顕地 佐々木順子