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老若男女受け入れOK


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六川みかん交流から帰っていろんな人に声をかけられます。

「どうだった?」
「うん、めっちゃ面白かったよー」
「木登り大好きなの、それでね、片手で木を掴んで思い切り手を伸ばして、片手でみかん採れるようになった!」
「この歳になって新しい事ができるようになるってうれしいじゃない!」(私65 才) 
実際のところは危なかっしくって、ハラハラものだっただろうし、いつも気にかけさせてしまったでしょうね。ホゾが高かったりみかんを取りこぼしてしまったり、重たいテボは運んでもらったりで、どれほどお役にたったかな?というところですが一週間を終えた今のこの私の満足感は「受け入れてもらって感謝」につきます。

六川実顕地ロビーのホワイトボードには次から次へとやってくる人達の名前が書きだされています。
日帰りで職場や仲良し班でまとまってくる人達、一週間コースの人、2~3日の人 etc
様々ですがどの人にも、気持よく何より怪我のないように、収穫して帰ってもらうって、
なかなかな事ですよね。
どんな日程でも、体力・気力の強弱あってもそれに添って受け入れていこうとする心意気に「次の人送り出そう、来週また来ようかな?私でもいいかな~?」と思うんですね。

聞くところによると、こんな受け入れの形になったのも最近だとか、「力のある人で通しで来てほしい」と。六川実顕地に限らず交流って仕事しに行くって思ってましたね。
それがこの1~2年変わってきました。人が動く、風が吹く、実際に触れて、実感して、自分の視野に入る。

愛和館も多様に対応している感じでした。「OK」の空気が流れています。
畑で急に雨とあられが降ってきて、急きょ離れたヒロの畑に移動した日がありました。
短い昼休憩では帰れません。美味しいお弁当が昼に届きました。
「お弁当おいしかったよー、」「そう、よかったー 使えそうなもの。急きょ詰めたの」
軽やかなやり取りが気持ちいいです。
物ばかりでなく、ミカン収穫一日は無理そうな人には様子を見て、半日生活で受け入れてもらったり、精肉に行ったり、土日は焼き鳥販売に行ったり、堺ファームに出かけて行ったりもしています。

申し出る事もあり、さりげなく振り分けられる事もあり様々です。
律ちゃん曰く「老若男女巾広く上手に使いはるわー」(決して悪い意味でないですよ!)
彼女はこうも言ってました。「ここで子供企画したいわー、場所はあるし、なんといっても村人の子供達に向ける眼差しが近くて、温かい」

さて、みかん収穫の方は約半分終わったくらいでしょうか?

春日山実顕地 平島春美