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榛名実顕地の生活感想



左からレイさん、イェンくん、森路さん、杉崎さん、テイくん

台湾から来日、特講後榛名実顕地養鶏部で、それはそれは楽しそうに実習されていたイェンさんが、ここを出発される前に感想文を書いてくれました。
素晴らしい感想文で、どうしてもみんなに読んでいただきたいと思い投稿しました。

榛名実顕地 平尾和子

文/イェン 訳/レイ
榛名は有精卵の鶏がいるから、ここに来たいです。
最初に、榛名の印象はほとんど他の人から聞きました。
ここは辺鄙で、山の奥で、すごく寒いなどなど。
ここに隠遁生活するかなぁと思っていましたので、来る前に食べ物がいっぱい買いました。
ここの環境は意外にいいです。生活環境から仕事の着替える部屋まですごく清潔です。
着替える部屋は春日より豊里より綺麗です。外の景色は素晴らしいです。
山を眺めるのができますし、夜に頭を上げると星がいっぱい、見れます。
みんなが自己紹介してくれましたけど、みんなの顔と名前を覚えるのは本当に苦手です。
わたしにとって日本の名前を覚えにくいです。申し訳ないです。
毎朝、寒いから、起きる時間がすごくかかります。
出発研と整理研のとき、みんなの会話は頑張って聞いています。
ほぼ電子辞書を引いていますが、みんなが話し合うときの楽しさがよくわかります。


養鶏部にいろんなことをしました。
鶏を世話して、鶏の部屋を片つけて、ワクチンして、餌やりをして、収卵と選卵することもしました。仕事中、鶏の動きを観察するのが好きです。
相手の食べ物を奪う姿、羽をバタバタさせる姿、水を飲む姿、警戒している姿、休憩してぼんやりする姿とか、鶏を観察しながら、どうして鶏がこういう動作をするのが考えています。
でも、餌があれば、鶏たちがあなたに友達になりたいですよ。
餌がなければ、鶏の部屋に入ると、鶏たちはすぐ逃げちゃいました。
印象に残るのはふみこさんと一緒にワクチンをするとき、コミューニケーショがなくても、お互いに気持ちが通じます。
そして、初めて3Lの卵を見るのが多いに驚きました。3Lの卵を見るとき、すごく興奮しています。
これは本当の卵ですかって疑問していました。まさかあひるの卵でしょう︖
お母さんは難産ではなかったですよね。
集卵のとき、鶏が割れた卵を食べるのを見ました。
人間の場合では、これはまるで自分の子どもを食べるのではないでしょうか︖
でも鶏の場合では、自然なことで、生きていくために、どんな栄養がとても大切なものではないでしょうか︖
例えば、ある文化とか風俗とか、わたしから見て、おかしいと思いますが、それは意味があるかもしれません。
いいかわるいか、わたしは言えることではないです。ただ考え方が違うだけと思います。

日常生活あるいは仕事のとき、いつもどうやっていい写真をとれるのを考えています。
生活記録はわたしの趣味です。
わたしはどんな生活をしているのが、文字より、写真か画像のほうがほかの人にわかりやすいと思います。
榛名にいる間、わたしと仲間の体と仕事の状態が良くないです。
ここに手伝ってしに来たのに、結局みんなにいろんな迷惑をかけてしましました。
心からみんなに申し訳ないです。
最初は友達が紹介するため、特講を参加したのです。
自分自身も海外に行きたいし、共同生活とはなんですかと知りたいです。
そして、今までこんなに近距離で豚、鶏、牛に接触するのはなかったので、台湾の仕事を辞めで、ここに来ました。

特講で、時間が知らないままで、生活するのはとても特別な体験でした。
毎日規律正しい生活していますが、自分は時間がしらないから、時間の長さに対して、感じが違います。
特講のテーマは簡単な質問なんですが、一緒に話し合ってから、考えていなかったことがいっぱいあります。
すべてのテーマは正しい答えがなくて、ただ話し合って、考えて、また話し合って、考えます。
こうやって、小さい頃のとき、学校ですべての質問は答えがあるのを思い出しました。
一旦答えが知ってから、もう考えたくなります。
同じ質問で、みんなひとりびとりの答えが出るかもしれません。
今の答えはこうですが、将来は変わるかもしれません。正しい答えがなくて、改めて考え直します。

みんなと一緒に暮らして、仕事して、同じ生活しています。
毎日は充実しています。
今のわたしは幸せとはもうわかりましたかと疑問を持っています。
幸せとは、自分自身だけのことではなくて、みんなのことだと思います。
ただし自分自身から動き始めます。
自分はみんなのことを考えるほうがいいです。
今のわたしはやはりほとんど自分のことを考えています。
いつも自己中心です。もし、もうちょっとみんなのことを考えたら、優しくなると思います。

毎日の出発研と整理研が素晴らしいと思います。
これはみんなが自分の意見を出す機会です。
一緒に考えて、一緒に話し合えます。
自分の考えを出さないと、病気になるかもしれません。
これはわたしの考え方です。
やるのは思ったより簡単ではないですが、自分にどんどん認識して、進歩しています。


日本にいる最後の日にちに、自分の初志を思い出し、わたしは日本に来る目的をどれくらい実現したんですか︖
日本に来て、今まで撮った写真を見て、あぁ~この3ヶ月に、わたしはいろんなことをしましたね。
日本語を練習できて、いろいろな動物と近距離に接触できて、いろんな人と出会いました。
そして、雪までも見れました。
榛名実顕地には、人が多くないですが、みんな元気いっぱいですね。
年をとる人も心が若いですよ。
これは、すごく大切なことです。
左から杉崎さん、中嶌さん、モンゴル実習生ツモーさん、イェンくん、中村富美子さん、モンゴル実習生フルゲさん

左から杉崎さん、中嶌さん、モンゴル実習生ツモーさん、イェンくん、中村富美子さん、モンゴル実習生フルゲさん


養鶏部に入って、初めて体験することが多かったです。
その興奮と新鮮の感じをよく覚えています。
もし、この感覚を持って、生活したら、人生がきっとつまらなくない、どこも驚喜することではないでしょうか。
いつもぼろぼろの日本語を喋っても、みんなはわたしが言いたいことを理解してくれます。
ただし、それはとても簡単な会話です。
言いたいこと、聞きたいことがたくさんあって、みんなの話もわかりたいですが、もし機会がありましたら、日本語をちゃんど勉強して、また実顕地に来たいと思います。
この間、いろいろお世話になって、ありがとうございました。