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加賀の一コマ


先週金曜日には皆でジャガイモ植えをやりました。

先々週豊里の実顕地づくり研に送り出してもらい、参加してみての今思っていることを最近の加賀での様子を出しながら聞いてもらいたい思います。

養豚で使う敷料が、減ってきて、同じ職場の後藤さんから『おがくずか、バークを春日から、運んでもらえないか聞いてみて』と言われ、聞くと、今春日では少し厳しいと、返事あり、もう一度地元を当たってみようとなり、もみ殻を隣の福井県や、近くの小松の農協に直接電話してみました。いくつか候補に出来そうな所があり、事情を話して、分けてもらえそうだと分かり、実際行ってみて、直接話しをして、ダンプに積んでみての作業性を確認したりと初めてやる事ばかりで、気持ちは忙しかったです。行ったら、行ったでなんとかなり、それよりも僕の地元である石川の色々な地名がどんどん出てきて、行った現場で話す相手というのは、それだけで親近感が湧いて来ますし、方言交えて話す内に電話ではわからない人間性を垣間見れるのが面白かった。同世代のJAの職員さんに会えたのもよかったし、なんとなく農業一緒に頑張って行こうという気分になり、加賀に帰って、今日あった事を整理研で出して皆に聞いてもらうのがよくありました。その中で印象的だったのは、定期的におがくずを引き取りに行っている製材屋さんに行った時に、よく話しをする社長さんが車のタイヤを換えていたのを見た時に、ためらう事無く、知り合いで分けて貰える所ないか相談していました。最近は、製材する量も減ってきているそうで、他の所にも聞いてくれると言ってくれた時も嬉しかったのですが、僕には、率直に事情を話し、相手に頼めたのが、大きかった。数日後には、電話あり、近くの森林組合があり、そこを紹介してくれて一緒に行くことが出来ました。

話しは豊里の実顕地づくり研に戻るのですが、加賀に帰ってからの感想を出した時に、後藤さんが『今までの研鑽会に行ってみては報告やったけど、今回は良かったんやなあと伝わってきたわ』と言ってくれたり、前述の敷料引き取りに関してのやり取りを通しての研鑽会で心に残ったことを出すと、康子さんが、沢山の人の心情に触れてきたと言ってくれたのを、聞くと、本当にそうだと思います。今回豊里から帰りながら、ぼんやりと『良かった』というままでは終わらすのは勿体無いなと思い、帰ってから、日々やっていることの中から、気付いたら、皆の中に出し、また次と、どんどん展開していくんだけど、何かしらの拍子にあの時のメンバーの様子が浮かびます。

加賀実顕地 古坊俊博

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