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加賀日和


 夏休み・爺婆奮戦記 (もうひとつの楽園村?)

私の次女が子供ふたり(3歳児と7ヶ月の子)を連れて電車で町田から、1週間遊びに加賀実顕地にやってきた。滞在中に高等部同期の友達がこれまた、子供3人(6歳・3歳・1歳)連れて新潟から、電車で来てくれた。新潟は隣の県とはいえ、案外遠いのです。
加賀は芽依ちゃんが幼年部に行ってから、しばらく、小さい子の声が無かったので、一度に5人のチビちゃんがきて、にぎわった。
どっちを向いても爺・婆ばかりで、皆なんとも顔がほころんでいた。古坊さんは、「叔父ちゃん」と言われて、「そうか、おれは叔父さんなんだ!」となんとも遅かりし自覚をしたとか。
実は初め、娘のたっての願いで、友達親子を金沢駅まで車で迎えに行くことにしていたのです。
軽く引きうけたものの、私達もまだ、こちらにきて1年余りしかたっておらず、距離感や、駅の様子がよく分かっていませんでした。一度行ってみようとなって、事前に平島と二人で、軽い気持ちで行ったところ、金沢駅で、車寄せのところに行きつくのに、ぐるぐる回って、1時間くらい費やしてしまいました。それも偶然に行けた感じでした
帰ってきて、整理研でその事が話題になって、みんなから、車で行くのを止められました。
ここの人でさえ、「金沢は電車でいくよー」まして、夜、『平島さんが高速で行ったらあかん!』ということになりました。(その後も彼は2度程、昼間行ってみたようですが)
後藤さんが「俺が行く!」とまで言ってくれたのですが、その日は13人の加賀メンバーのうち6人が出張で、手薄な日でもあり、結局、娘が子供を置いて、電車で金沢まで迎えに行きました。
置いていかれた、7ヶ月の孫は初めて?お母さんと離れて知らない人に囲まれたのか、大泣きでしたがせつ子おばあちゃん、依りちゃん、康子さんが大活躍でみてくれました。
愛和館も子供椅子やベビー椅子が並び子供とのやり取りやぐずる声、「どこの初等部だったの?」とか「新潟の〇〇さん知ってる?」なんて、会話が飛び交いいつもと一味違った賑わいでした。
翌朝、豚舎に子供達とお母さんで豚を見に行ったところ、ちょうど、生まれたばかりの子豚のところに古坊さんがいて、丁寧に説明してくれました。興味深そうにしていた小1のシン君に子豚を抱かせて、「ほら、心臓のトクトクしてるの、わかるか?」「君とおんなじだ、これが命だよ」と話してくれました。傍で見ていた私は古坊さんの真摯な姿にちょっと感動!
帰りがけに畑に入って、トマトを一つパクリ、シン君トマト大好きなんですって!
午後からは近くの片野海岸に海水浴へ出かけました。スイカ割りをしたいと子供達も、ママ達も張り切って出かけました。1歳のアンちゃん、張り切って水着着て出かけたのにほんの5分くらいの車中で寝てしまい、結局夕方、サァ帰ろうという時もまだ車の中でスヤスヤ。
婆も一緒に駐車場の日陰でお昼寝。結局海は見ずでしたー。
娘らは本当に暫く振りの再会だったようですがすぐ高等部時代に戻るようです。
周りも子育て真っ最中のようで、その情報交換の様子が楽しそうに伝わってきます。
友達は「久しぶりに生産物食べましたー、お世話になりました」と満足そうに翌朝、加賀温泉駅から3人の子を連れて、たくましく帰って行きました。
出張から帰った由美ちゃんが上の孫と散歩に行ったり、中垣さんが「尾木ママ」よろしく、なかなか食事が進まないコノちゃんのご飯を見てくれたり一緒に歌ったり、してくれました。
なんとなく落ち着かなかった7ヶ月のアオ君にも笑顔が出てきた頃でしたが、次女親子も今日帰って行きました。
今年の夏、どこの村でもこんな光景がみられるのではないかしら?
ホントによく来たね。
またおいでー
その時は子供達が又一段と大きくなってることでしょう

加賀実顕地 平島春美

2017-07-25
アルバムを見る⇒加賀日和