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養豚協会の総会で生原さんの講演を聞いて


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定例の三重県養豚協会の総会後に今回は豊里の生原さんが講師を務める講演があるということで参加しました。

会場には県内の主な養豚関係者約60名以上集まる中、最初にヤマギシズムの紹介として「一体生活」「ひとつ家族」「ひとつ財布」から始まり、最後に「養豚を通じてなにがやりたいのか?」「豚飼いだけにならないように」というテーマで幕を閉じる講演でした。
もちろん間では、豊里養豚の現状などの紹介もありましたが、最後の質疑応答では、飼育に対する質問だけでなく、「養豚を通じてなにがやりたいのか?」その言葉が心に強く残りましたと出されてる方もいました。

今実顕地の養豚は全国的にみても、ここから次の何十年かへ向けた転換期にあると思ってます、そう思う今だからこそ尚更「豚を通じてなにがやりたいのか」と日々やっていきたいと改めて思います。

春日山実顕地 紺野正二郎

三重県養豚協会の研修会で講演をした生原さんに聞いてみました。

(豊里実顕地 喜田栄子)

どんな会なのですか

各県にあって、主に養豚やってる農家が主体となり、研修会や共励会、検討会等開催して、強い安定した経営となるよう取り組んでいる。今回はその年一回の定例総会。事業報告や情報交換、講演会、懇親会がある。

講演会は今まで薬品メーカーの人や獣医の人、他県の養豚経営者などの人に講演してもらってきた。

去年から会長が、もっと仲間の養豚運営、技術、実績や考え方をお互い知り合って、経営体質を高めようと、3回シリーズ開かれ 、その最後にヤマギシが選ばれた。

ヤマギシに依頼があったというのは意外な感じですが
自分もはじめ話があった時はえーっと思ったけど、みんなの中で発表できるということは、ヤマギシも周りから信頼されてもらえてるのかな、そう思うといい機会だな、すべてさらけ出していろいろ言ってもらった方がいいかもと考え、引き受けることにしました。

生原さんはどんな話を
今でも耳にするのは、ヤマギシは中で何をやっているのだろうという声。まだそういう人も中にはいるのです。どこまで伝わるかわからないけど、養豚のこと以上にヤマギシって何なん?から話した方がいいかな、と考えました。

それを最初に話して、実際20年間やってきたことを具体的に進めていきました。

品種や自家配合のこと、豚舎設備、飼育管理、ミートセンターや販売、楽園村等の受け入れ。職場について意識してることの話はちょっと力はいりましたが。

最後に
養豚を通じてなにがやりたいのか?

豚飼いだけにならないように!

ということを話して終わりました。

反応は
大勢来てくれていたし、まじめに耳を傾けてくれた感じ。ヤマギシというのは知っていても、どういうことをしているのかは知らない人が殆んどだから関心はあったと思う。

質疑応答では、「養豚を通じてなにがやりたいのか」が胸に響いたとか、自分も考えなあかんなぁと思ったとか、懇親会でもいろんな人にこのことについて声かけられた。これからが楽しみです。

今回のことが何かのきっかけ、知り合いに楽園村をしらせてみよう、ふるさと村に興味を持ったとか、ファームをのぞいてみよう、なんて繋がればいいなと思ってます。

私は養豚を通じてなにがやりたいのか?を日々考え続けているその姿勢に付いてもっと聞いてみたいと思いました。でもしゃべったり書いたりできることでもないなーと思いました。