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スイスからニックさん交流


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彼は昨年の8月にスイス実顕地で開かれた研鑽学校にグループ5人で参加した人達のひとりです。スイスのTrogenというところで15人でコミュニティを作って暮らしています。
Niklas Nu`esch(ドイツ語なのでこの表記では違う?) 28才の方です。
12/28から春日山に滞在しています。

こんな社会でいいのだろうか?
(素朴にエネルギーのこと、エコロジーのこと、食品廃棄の事等々)
そう感じながらも、なにをどう考えたらいいのか?(彼の表現だと迷子でした)
そんな時に特講に出会って、考える道筋が見えた気がしたそうです。
今まで自分の頭の声(自我?)をでかい音で聞きすぎていた、頼りすぎていた。
もっと周りを見る、取り入れていく、ほんとかなと考える
自分を見る・知る術を知った。
世界が広がった気がして、研鑽学校にも行ってみようと思ったようです。
仲間を誘って、5人で研鑽学校に行きました。
特講へ行く前は完全に迷子だったけど、特講が新しい世界を開いてみせてくれた。
研鑽学校に行く前はそんなに迷っていたわけではないけれど、研鑽学校に行ってみたらもっと広い世界が見えたそうです。
(彼が見えたもっと広い世界の話までいきませんでしたが又聞きたいなと後で思いました)

 彼の一緒に暮らしている仲間15人のうち10人は特講をうけている。

1か月近く春日山実顕地で暮らしてみて、どうですか?
*ここには必要なものはなんでもある
食べるものも、着るもの、洗濯もしてくれる、設備も整っている(マッサージ機もあるし)
自然環境もある。
そんな中で、今自分は心から輝けるか?というとそうでもない。

*自分の特質・能力をどう役立たせるか(日本的にいうと何かお役にたちたい?)
*仕事時間以外をいかに有意義に過ごすか?
*言葉が難しいので誰彼ともやりとりできないから孤独感がある、それは自分を振り返るいい時間でもあると思っている。
みんなが自分に対して親切ないし敬意をもって接してくれているように見えるが距離感がある。いろいろな企画に声をかけてくれるのは有難いと思っている。
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彼はベジタ部で法蓮草の収穫やパっキング、ハウスで次の作付けの準備(耕作)をしていて、それについては楽しんでいるという訳でもなくちょっとくたびれる、これは何とかしたいと思っている。

ニックさんから見て実顕地はどうみえますか?
*実顕地に幻想をもっていたかもしれない。
*大きな実顕地で大勢人がいてもっと多彩(彼の言葉だとカラフル)なのかと思っていたらそうでもない、モノトーン?(こちらからの問い)
*みんなニコニコしてるのかなと思ったがそうでもない
*違う年齢の人が一緒にお風呂に入ったり一緒に働いたり暮らしていることは珍しいし「いいな」と思う。スイスの国では別々が当たり前。
*年を行った人達(私達くらいから上)はしっかり地面に足がついているように見える、
楽しむ術をしっている→少し時間がたってからそうみえるようになった。
*若い人達は楽しめているのだろうか?
*能力の限界を目指して一生懸命やろうとしている・頑張っているように見える
*若い人はテンションとプレッシャーが高く感じる
(日本語的な外からの圧力という意味ではないみたい、オーバーワークという意味でもないようだ)
*高らかに笑うような姿をみたことがない
*テンションが高いときよりリラックスするときのバランスが少ないように見える。
それは自分の望んでいる方向と違うように思うが今そう見えるだけでわからない。

スイス実顕地はあなたにとってどんなところですか?
*スイス実顕地のメンバーと過ごしたり話し合うことはとっても有意義
*何かバリアーがあるような気がする
*実顕地メンバーは年寄りが多い、僕らは若い、近くで協力し合っていける方法はないかな?とも考えている。

この言葉が通じない1か月は自分にとって有り難く、意味があった。
人の行動を見たり、望むことがすぐ直接言えないがためにより深く考えた。
それはそれで楽しんでいます。自分自身どんどん進歩しています。
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こんな感じ?で1時間あまり堀さん・ニックさん・春美で過ごしました。
もっともっとコミュニケーションがとりたいようですがなかなか言葉の壁は厚いですね。
日本語を覚えたいと色々な人に当たって試みてるようです。
私達も当たっていきたいですね。

春日山実顕地  平島春美