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大規模酪農家のこれからを探る集い


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アルバムを見る⇒red cow event2019

大規模酪農家のこれからを探る集いに参加してみて (春日山交流会より)

波田

あそこに赤い牛があると思うんですけどあれがロボットを8台もっているところに配られる赤い牛、あれを持っているところの人達の集まり。呼ばれて行ってきました。
8台以上もっているのは世界で10ヵ国位、アジアではヤマギシだけ豊里と春日、あともう1こ、北海道で1軒あるらしい、その3軒 アジア・日本 アジア代表で行ってきました。
そうたいしたことじゃないですけど。

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僕、英語わかんないから,真面目なとこは後藤さんに。
今まで実顕地は内外けっこう行ってるけど、実顕地ばかり行ってるから、日本語でいけるけど、今回に限って何もわかんない、挨拶までは握手まではいけるけど、そこから話されるとわからない、そんな感じでズーとやってきて、ちょっと英語をしゃべれるようになろうかな、なりたいなと。徳川家康が鎖国したから俺たちがわからないとボヤキながら、英語覚えていこうかなと。そういう感じでぼくは帰ってきたんですけど。
そうですね、やっぱり英語かな?と。 あとは登るだけ!

後藤
はい 一緒に行ってきました。最初レリー社がイベントをやるということで、なにをやるのかな?と思っていたんですけど、今言ったみたいに世界中からロボットを使っている酪農家の経営者が集まってきまして、そこにレリー社の、世界中の会社の社員がいて、その人達も集まって一緒に事例を紹介してもらったりとか、同じ話を環境問題の同じ話を聞いたりとか、そういうことをしながら、これからの酪農とか、これからの牛乳の生産とかそういうことをどうしていったら良くなるか、そういったところまで一緒に話を進めるんですけど、英語でやってくれてるんですけど、すごく訛りがあるのと最初はわかりやすく言ってくれるんですけど、だんだん早くなって、何言ったのかな?とよくわかんなかったんですけど、なんかすごく何というか、やっていこうという心意気というものがすごくあって、そういうのを感じれたかなと思って。

夜パティーがあるんですけど、乾杯して挨拶して、日本てすごい、面白い国だね、みたいな話まではいくんですけど、そこから話がだんだん、話がどんどん盛り上がってエンエン4時間位やるんです、立って。

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波田
まず7時に外で用意されてるんですよ。立食パーティーみたいな、シャンパン飲みながら、外で1時間位、1時間半くらいかな、話をして中にみんな入って行ってそこからまた1時間2時間、「僕ら帰りたい」みたいな。
あの写真にあったみたいに僕らあの隅っこの方に座って見てる。

後藤
イベントのほうはレリー社の方が色々用意してくれて、こういうリーフレットを作ってくれてちゃんとヤマギシのことも紹介してくれてます。いろんな国のそれぞれの農場の話とか、すごく準備してくれているという感じがあって、やっぱり、寄ってやるというのがなんというのか、そこでいろんなパワーが生み出されるというのか、レリー社の人のモチベーションも上がるし利用者のほうも「次はあーしていこう、こーしていこう」みたいな知恵が沸くというか、そういう機会だったかなと思ってすごく意味があったんじゃないかと思います。
5月31日 春日山交流会より

 

 
5月27日

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アルバムを見る⇒red cow event2019

乳牛の搾乳ロボットの会社が、そのユーザーである大規模酪農家を招待して、イタリアで、イベントを行うということで、行ってきました。
オランダの酪農用自動機械メーカーであるLely社は、25年前から搾乳ロボットを作っていて、酪農家の声を聞きながら、コツコツと改良をしているそうです。
イベントには、ヨーロッパ各地をはじめ、アメリカ、カナダ、アルゼンチン、ロシアなどから酪農家がやってきました。このイベントは、酪農家同士の情報交換とロボットの会社との話し合いを通して、酪農の将来の道を探る、という趣旨で、講演会、農場見学、チーズ工場見学、意見交換など、4日間に渡って行われました。

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講演は、地球規模の環境問題を踏まえて、農場経営の立場から何をシフトしていけるのか、という話から、具体的な事例紹介まで、様々な話がありました。ヨーロッパ中で、乳価が下がっている中で、チーズ用に特化して質の高い牛乳を生産する取り組みなどが紹介されました。
農場見学は、北イタリアのBandioli農場とLugli農場を見せて頂きました。どちらも、最近ロボット導入と牛舎の新築をしていて、広い平原に整然と配置されていて、風景として美しくデザインされていました。
チーズ工場では、Grana Padanoというブランドのチーズを生産していて、核心部分の作業は、職人の手作業でやりつつ、運搬や貯蔵は機械化して、効率的に伝統的な味を生産されていました。

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期間中、毎晩行われたディナーパーティーでは、ワイン片手にワイワイやるのですが、遠く日本からやって来たという事で、皆さんに歓迎してもらいました。基本的に、英語でしたが、イタリア訛りだったり、ドイツ訛りだったりなので、細かいところまで、上手くキャッチ出来ませんでしたが、参加者の方の心意気は伝わってくるものがあったし、生産者としての誇りや長い歴史の重みを直接感じる事が出来て、参加して本当に良かったと思いました。

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豊里実顕地 後藤健