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モンゴル実習生津市長を表敬訪問


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 3月26日(火)豊里のモンゴル実習生6人が、津市長を表敬訪問しました。

 今回訪問のきっかけは、今年1月にあった津北商工会議所賀詞交換会に、長澤さんが参加した折、前葉市長さんに「是非、豊里実顕地に来て下さい。」とお願いをした所、「今年は是非行かせてもらう。」とのご返事があり、実際に2月27日に、短い時間でしたが、豊里実顕地を見て頂くことができました。

その際、「モンゴルから農業実習生を昨年から3年間の予定で受けいれている」という話を遠藤さんがしたら、市長さんが大変関心をもたれ、「モンゴルの若い人たちと話をしたい。今度是非、私もお会いしたい。」ということになり、今回市長への表敬訪問が実現しました。

 当日は、受け入れ監理団体亜細亜の橋 小倉代表、奥井事務局次長、通訳をかねてモンゴル送り出し機関代表のゲレルマさん、豊里からはモンゴル実習生6人と渉外担当の折原さん、実習担当の佐藤の計11人が参加しました。

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 11時に市役所に到着すると、市民部市民交流課 国際交流担当の平井主幹が出迎えてくれました。ワゴン車から下りるやいなや、実習生みんなを「愛称」で呼んで、「やあーやあー」という感じです。「バット、かっこよくて見直したわ」と言われて、バットさんはいつものように照れた顔をしていました。

実は、平井さんは、実習生が来日後1ヶ月間亜細亜の橋の法定講習を受けた時、外部講師として「日本での常識、地域経済」等について講演してくれた先生だったのです。実習生全員が元気な様子をみて、とても喜んでくれました。
その後、平井さんが、リージョンプラザや市役所の中を案内してくれて、展示物を見ながら津の歴史、伝統行事、名産品などを説明してくれました。

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 11時半から、少し緊張感の漂う中、市役所4階の応接室で、市長さんとの懇談が始まりました。
最初に私のほうから、今回モンゴル実習生を受け入れるにあたっての経緯と実習職種とその内容を簡単に説明させてもらいました。
そのあと、実習生一人ひとりが、日本語で自己紹介をしました。みんな、しっかり話すことができました。
                   
市長さんからは、モンゴル語で挨拶された後、下記のお話がありました。
「津市に住民登録している外国人7,160人のうち、技能実習生は1,343人で、外国人の18.8パーセントにあたります。 
津市のいろんな産業の中で、国際交流をかねて、技能実習をしてもらっていることは、すばらしいことだと思います。津市としても、技能実習生受け入れに関して、できるだけサポートをするつもりです。
3年間の滞在期間中、津市にはすばらしいところがいっぱいありますので、あちこち回って見てください。津での生活を楽しんでもらって、津を好きになってもらいたいと思います。皆さんが健康で実習の成果をあげられることを祈念します。」

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その後、市長さんから質問があったりして、和やかに懇談しました。
「日本語が難しい。特に漢字。」

という話になったとき、バヤルさんは、覚えた漢字を、
「山、川、森、林 —」
と説明しました。

市長さんが、
「森と林がわかるのなら、木も書けるよね?」
と話されて、大笑いになりました。

市長さんから、
「モンゴルに帰ったら、何をしますか?」
と質問があった時は、

アディラさんが、
「モンゴルで農業をやりたいです。今実習している野菜、キャベツ、ジャガイモ、トウモロコシ。トウモロコシ難しいです。」
と答えていました。

市長さんから
「トウモロコシは、何が難しいの?」
と質問があったので、

アディラさんは、
「トウモロコシは、暖かくないと。モンゴル寒い。」

という返事をしたので、今でも実習しながら、モンゴルに帰った時に何ができるかを考えていることに、市長さんは感心されていました。

 最後に、市長さんから実習生全員には津市のキャラクター、シロモチくんをあしらったおぼろタオルと交通安全反射材を、ゲレルマさんには、伊勢木綿のセットが贈呈されました。

実習生からは、チェチェグさんが代表して、モンゴルのお酒を市長さんに贈りました。ゲレルマさんからは、ゲレルマさんが書いた本「夢と希望の大国モンゴル」が、著者サイン入りで贈られました。

 とても温かく迎えてもらって、実習生たちはとてもうれしかったと思います。
実習生にとって、日本でのいい思い出になるだろうし、今後実習していく上で、大変励みになったとても貴重な機会でした。

【豊里実顕地 佐藤純】

*津市のホームページ「市長活動日記」3月26日の欄に、紹介されています。