高等部女子たちが大潟交流にやってきた!
高等部女子部8人が25日と26日に大潟実顕地に草取り交流に来てくれました。
24日の夕方4時にに豊里Gを出発した一行は14時間かけて、朝6時ごろにバスで大潟に到着しました。長旅にもかかわららず、早速作業着に着替えて元気に田んぼへ向かいました。
ここ大潟の朝は15℃でかなり肌寒いのですが、彼女達は「寒い、寒い」と言いながら、田んぼの中に突入していきました。田んぼに入ったとき「あっ、冷たい」「ぬるぬるして気持ち悪い」「倒れそうや!」とか言いながら入っていきました。最初に岩さんから、草について説明を受けました。
初めて田んぼの中に入った子たちばかりなので、歩きにくそうにしていて、こけそうになったり、実際倒れて、びっしょりと濡れた子もいました。広い田んぼに娘達8人が並んで歩いている光景は絵になるようです。慣れない作業だし、長旅の疲れもあるはずなのに、1日で4枚の田んぼを完了しました。昼食は、作業着姿のままで、拠り所にて座って、にぎやかに食べていました。
2日目の朝の出発研で、彼女達から「今日は残りの8枚をやりきります!」と強い気持ちを出してくれたので「ではどうすれば実現できるのか?」も出し合っていました。その中で「みんなでもっと声を掛け合っていこうよ。例えば、ここ入りま〜すとか次に入りま〜すとかね。また中間の休憩も無しでやろう」と。朝1枚目の田んぼは、研鑽の効果なのか、45分ぐらいで完了しました。
ところが、2枚目はかなり草が多くて全員前に進めません。とれどとれど次から次へと草があり、気がめいってくる感じです。そんなときにでも声を掛け合うことで、3時間かけてやりました。
ですから、目標達成は困難かと思われましたが、午後からは「心機一転やるぞ!!」の気迫が感じられ、また午後からは係りの瀬戸ちなみさんやドライバーの中井さんや岡田さんも参加して、みんな休憩なしで、どんどん進めていきました。結局8枚やりきりました。万歳!
畑なんかとは違う、足元が不安定な環境の中で、どうやったらうまく進められかを考え実行していく姿には驚きました。明るく楽しく力強くやっている姿に学園で育つ真価をみたような気がしました。ここの拠り所の横に「水田農業後継者養成所」「ヤマギシズム大学演習農場」という看板があり、そのてっぺんに、彼女達がクローバーの花でつくった飾りをかけていたのを見て改めて、この看板について考えるものがありました。
この夜は海産物などの炭火焼で満喫!そのあとは、愛和館にて、彼女達の合唱を披露してくれました。曲名は、「ほたるこい」と「新しい奔流」です。ほたるこいは今の時期にぴったりの歌です。僕も久しぶり(4ヶ月ぶり)の声を聞いて、改めてきれいな澄んだ声に感動しました。アンコールは「村に育つ僕達」で大人の人達も入って全員が立って輪になり手をつないで歌いました。その後、みんなで2日間やってみての「整理研」をやりました。
「最初の目標が達成できなくて悔しい」
「ちょっとやるだけで、分かったような気がしている固定された自分がおかしい」
「みんな声を出し合うことで、気がめいっているときも、元気にやれた」
「専科生や本科生のほんまにやる気をみて、自分もやるんやなあと思えた」
とかいづれも感動させられる内容ばかりでした。
27日朝、5時発で、豊里へ向けて出発していきました。この2日間、天使達がやってきたような感じがしてならないでした。
【<文・写真>春日山実顕地 橋口利明、<写真>豊里実顕地 岡田清】
私たちは、実顕地に帰って、荷物を降ろして休憩? 今日は、帰りに温泉連れて言ってくれるそうです。ではまた。
昨日の夕食は、ホタテ・サザエ・イカ・牛肉・豚肉・鶏肉等々…超豪華バーベキューを用意してもらって、おにぎりもいっぱい食べました。食後、橋口さんの指揮で蛍来いと学園ソング歌いました。 村の人と交流の整理研もして、稲田夫妻もいて…橋口さんもニコニコで、すごく良かったです。 順調に行けば、8時頃には着くと思います…ではまた。
広大な田んぼを見ると自分の育った山あいの田んぼを思い出しました。
田んぼの中で裸で遊んだ頃の思い出がよぎりました。娘達が被り物をして草を引く姿になつかしさを覚えました。なんか、豊かだな思え投稿しました。