石巻情報【4月】


 石巻市中屋敷の現場は、4月30日の炊き出しで一旦中休みで、5月1日から8日までは「アガペの家」の人達で運営します。次回は5月9日から5月28日まで「ヤマギシ」で運営し、5月29日から再び「アガペの家」で行う予定です。 その次は6月6日からまた「ヤマギシ」で行っていきます。

「アガペの家」は伊賀上野にあるキリスト教の共同体ですが、4月30日朝3時に車3台で石巻に向かいます。トラックもあるので、食材等持って行けますので、4月29日夕方までに春日山に届けていただけたら、運ぶことが出来ます。よろ しくお願いします。

ちなみに石巻の炊き出しで使っている、泊まり込みテント・炊き出し資材は、「アガペの家」が釜ヶ崎で炊き出しに使っているものを、お借りしてやらせてもらっています。

食事人数、メニュー

昼:250人  夜:30人

  • 牛肉の鉄板焼き
  • オニオンスライス
  • 胡瓜
  • ほうれん草と小松菜のお浸し
  • フルーツヨーグルト
  • ドラ焼き

昼:230人  夜:30人

  • タケノコご飯
  • 大根とこんにゃくの田楽
  • セリのおひたし
  • 味噌汁
  • カステラ
  • イチゴ

「ゴールデン・ウィーク1日目 子連れが多く最高記録です。」

昼:190人  夜:30人

  • 焼きそば
  • 水菜のサラダ
  • 味噌汁
  • プチパン、ぶどうぱん(阿山より)
  • 甘夏

昼:160人  夜:30人

  • 豚肉丼
  • 小松菜のおひたし
  • 味噌汁
  • よもぎ大福(北条より)
  • 「お肉と小松菜の青み野菜がすごくよろこんでもらえました。ご飯のおかわりもしてもらいました。」

昼:170人  夜:30人  理美容5人

  • おでん
  • ほうれん草の胡麻和え
  • 納豆
  • 味噌汁
  • 牛乳
  • 「平日やのになんだか沢山きてくれました」

昼:140人  夜:30人

  • かき揚げうどん
  • もち
  • ぜんざい

昼:130人  夜:30人

  • サンマ丼
  • 野菜炒め
  • 味噌汁
  • トマト
  • セリのおひたし
  • 甘夏
  • どら焼 (白鳥さんの差し入れ)

昼:120人  夜:30人

  • お好み焼き
  • トマト
  • キュウリ
  • 煮奴

昼:120人  夜:30人

  • 肉じゃが
  • 水菜とキュウリのサラダ
  • キュウリのキムチ
  • パウンドケーキ

昼:140人  夜:30人

  • プチパンサンド
  • ほうれん草のソテー
  • キュウリ
  • トマト

昼:90人  夜:30人

  • 豚肉のしょうが焼き
  • 千切りキャベツ
  • キュウリのひと塩
  • オイキムチ
  • 味噌汁
  • 甘夏
  • ぶどうぱん

昼:85人  夜:20人

  • 鮎の甘露煮
  • ほうれん草のごま和え
  • キュウリと金山時味噌
  • あべかわもち

※ 鮎の甘露煮は栃木県喜連川漁業組合さんからの提供

現地の様子

中屋敷はヤマギシから「あがぺの家」の人達に代わりましたが、多摩実顕地の犬飼千佐子さんだけが残って「あがぺの家」の人達と炊き出しをしています。
アガペの人が皆揃った所で明日のメニューと段取りをしました。アガペの人は12人で若い人が2人、あとは50才代60才代でしょか。打合わせの後は皆で夕食(おにぎりとカップラーメン)。お酒も入っている人もいたりしましたが、28日にアガペの代表の天野さんが春日山に招かれて200人位の中で話をしたこと、ヤマギシの人と一緒にやってみての感想、各実顕地から今回、肉や野菜、カステラなど沢山もらってきたみたいでお礼を言われたりしました。みなさん楽しい人達で明日の炊き出しが楽しみです。(4/30 21:00)
犬飼千佐子(多摩実顕地) 4月30日

今はもう専修大学のキャンパスにいます。アガペの人は車3台のうち2台は着いて、先発隊の人とさっきまでテントを作っていました。寝る所は1人のテントで毛布が3枚あるのでほっ!!としています。今日は250食位でご飯をやらせてもらったけど途中足らなくなり後半の人に30分位待ってもらいました。初日からやせる思いをしました。何があっても一つでやっていこうというか皆で創っていこうという気風があって、それをやりに来たんだんだなぁ~。楽しい一日でした。(4/30 17:30)
犬飼千佐子(多摩実顕地) 4月30日

石巻炊き出し報告 【4/29】 [4月29日 紺野正二郎]

研鑽学校を石巻でぜひ [4月28日夜 妹尾迪子]

今日私は豊里から視察に来た人達と一緒に、500人の炊き出し話がある「鹿妻(かづま)」に行って来ました。津波の被害の大きかった地区を通って、惨状を目の当たりにするとここでは何が必要とされているのだろうと胸が痛みます。

炊き出しを通して被災者の自立支援とは、本当の支援とは、とずっと考えてきて、「いずれ自分達でやっていかなきゃね」の会話が嬉しいです。

今日は筍ご飯、筍は日和佐から木の芽を添えて送られた物です。3升を4回転、12升完売。この辺では筍はまだ早くとても感動して貰いました。お陰で大根とこんにゃくの田楽も芹の浸しもぜ~んぶ完売。私達の口に入ったのは豊里メンバーからの差し入れの散らし寿司。今日も記録更新なりました。

妹尾迪子 4月29日

昨日は小松菜の浸しが幾分少ないかと思い、豚肉丼の脇に添えたらこれが大当たり!小松菜の緑色が冴えて来る人来る人「緑の野菜嬉しい」「美味しそう」との声。

昨夜は新しく加わったメンバーを交えて鳴子実顕地の人と交流研。毎回「人の喜ぶ顔をみたい」誰の中にもあるものにつき動かされて、ここにあるのが伝わってきます。今日は焼きそば。雄物川の豚肉を使わせて貰います。

そういえば、いつも帰りがけに立ち寄る温泉での、昨日の女性の会話。「この体重計変だよ」「あら私も5キロ増えてる」「えっ私も4キロ多い」「絶対おかしいよ。昨日だって昼ご飯にありつけなかったのに、増えてるなんて」一人位「変じゃないよ」という人がいるかと思ったのに、最後に加藤治子ちゃんがとどめの一言。「えーっ私も増えてる!」

妹尾迪子 4月28日朝

今鳴子のメンバーも含めた打ち合わせが終わったところ。みんなが元気なのにびっくりです。このバワーはどこからわいてきているんだろうと思います。光太郎さんはもう立派な隊長さんです。郁恵ちゃんも魚菜の総段取り担当なんですよ!明日から活動開始。何だか楽しみです。
逢澤真知子 4月27日夜11時

無事夕方、鳴子実顕地に着きました。

光太郎君や鳴子実顕地メンバーに受け入れてもらって、明日からの動きを確認をしました。 ロビーに入りきれないぐらいが揃いました。

「来た人達のそれぞれの想いでやってもらったらと思います」 という光太郎君の言葉が印象的でした。

紺野正二郎 4月27日夜

朝5時半積み込み、6時前出発、8時前に現場着です。

昨日は150食用意して足りませんでした。ご飯も途切れたりしましたが、皆さん怒ることなく帰られます。おでんも足りなかったけど、譲りあって食べていました。私達はあれば食べる、なければたべないです。帰りの温泉で疲れをとり、鳴子でご飯食べさせてもらっています。

日々の生活がシンプルなので、考えやすいです。現場でも、皆、足しあってやっています。みち子さんも少し咳が出ていますが、元気に全体を見ています。今日は美里の人達と一緒にやります。いろんな人達とやらせてもらうのが楽しいです。初めて一緒にやっても、被災地の人からは「チームワークがいいですね」と言われました。まぁ楽しくやるだけですね。因みに今日は豚肉丼です。

西村桂子 4月27日朝

今日はまた雨。車窓からの景色はいっぷくの墨絵を見るようです。

今日は伊賀ポークと春日山の新玉葱を使って豚肉丼。美里の胡瓜も入ります。北条からのよもぎ大福がデザート。納豆も梅干しもよく食べてくれます。

昨日の農業新聞によれば避難所生活で、栄養不足や偏りが見られこれからの炊き出しには、食材・道具・人材セットでの提供が望ましいと出ていたようです。全国いいえ世界に散らばる村人みんなの支えの元、今日も仲良しを顕していきます。

妹尾迪子 4月27日朝

今日は本当に良い日和でした。日に日にやって来る人が増え、今日は150人分のおでんが早々と無くなり、後の人には謝りっぱなし。

残っていた大根の切れ端を美味しそうに食べてくれました。明日からはもっと早めに手を打っていこうと反省しきり。それでもみんな穏やかで、不足顔の人は一人もなく、僕大根大好きなので、大根だけでいいです。と優しいことを言ってくれる男の子がいたり、だからこそ最後の人まで有るように用意したいです。また段々にテーブルでの滞在時間が長くなっていてお互いに生活状態を聞き合ったり、知らせ合ったりしています。

昨日延期されていた花見の冒頭で、炊き出し場所の提供者阿部さんが「泣いてばかりいる訳にはいかないのです。まえに進まなければならないのです。共にすすんでいきましょう」と挨拶されていました。立ち止まってはいられない心情が痛いほど伝わって来ました。こういう場に立ち会える喜びで一杯です。

今日また岡部から美里から人を受け入れて明日の現場がとても楽しみ。

妹尾迪子 4月26日

JENからの続報です。炊き出し現場は石巻市鹿妻南の県営住宅です。5月6日までは炊き出し隊が、近くの小学校から500食運んでいたのですが、7日からは、運ぶことが出来なくなるので、県営住宅内で炊き出しを始めるということです。4月29日に豊里から高橋護さん・瀬戸千浪さん・穐本聡さん等4名の方が、現場を見に来るという話をJENに伝えたら、大歓迎されました。住民が自力で炊き出し所を運営できるように応援して欲しいとのことでした。これからの展開が楽しみです。豊里の皆さん、ありがとう。
葛原光太郎 4月26日

JENから要請あり [4月25日昼 葛原光太郎]

朝炊き出し現場へ向かう車の窓からも、木々の芽ぶきが見てとれます。今日も快晴のようです。今日のメニューは前回好評だったうどんです〓かき揚げが付きます。またデザートはもちいり善哉。みんなの喜ぶ顔が目に浮かびます。光子さんが善哉、かき揚げを希、ご飯・漬物をかくこ、郁恵、今日も私は周り仕事のようです。
妹尾迪子 4月25日

今日は朝、中屋敷へ着いたら炊き出しテント周辺が昨日からの雨で水浸しになっていて、水をすくって出す所から始まりました。中島産業の社長さんもポンプで水をくみ出してくれていました。 とてもいい天気で日曜日ということもあって、家の片付けに来ている方や子供連れの家族もたくさん来てくれていました。

ヘアーカットには6人の方が来てくれて、すぐ近くに家がある人もいて、地震・津波が起こった時のことを話してくれたり、こちらからも困っている事がないか、家がどんな状況なのかを聞いたりして、何か役に立てる事があれば、繋げていけたらと思ってやっています。 接していて受けた印象は皆さん明るく、事実と向き合って淡々とやっている感じがして、自分も何だかホッとしました。

こちらは桜が咲きはじめ、明日はお花見ですよ。

岡本郁恵 4月24日

今朝は雨も上がり明るい空です。石巻では桜も5分咲きでしょうか?

路地の両側に堆く積み上げられていた瓦礫が自衛隊の手で片付けられ、少しづつこざっぱりとして行きます。海岸に近いところでは地盤沈下もひどく長靴をはいてさえ歩けない有様です。

理美容できます・石灰の調達配達できます・泥出し出来ます・困り事たまわりますの案内にいろんな人が声かけてくれます。「今日はあの老姉妹はまだ来ないね。ちょっと見てくる」と郁恵が、希が走ります。調理大好きな私が調理しなくても(しない方が)美味しい食事が出来上がっていて、私はその辺をうろうろするばかり、手の出しようのないのが嬉しいです。

今日は以前豊里にいた高橋和子さんが昼前に来て一緒に配膳をしてくれました。被災した一人一人とても前向きで頭が下がります。そして、ますます一緒にやりたくなります。

妹尾迪子 4月24日

石巻の中屋敷の被災地の炊き出し・理容に送り出して下さってありがとうございます。

こちらに来る時はとっても寒く、桜の咲く中、雪が降ってとっても寒く、少し風邪気味になりましたが、被災地のみなさんのうれしい顔に元気をもらい、良くなってきました。理容は髪の長い人に声掛けをしましたが、男の人達はそれよりも今の状態を良くしたいのか、思った程ありません。土地柄かとっても辛抱強く、胸がいっぱいになる思いがしました。

石巻の専修大学にボランティアのテントが沢山あり、その中にJENのテントに一泊しました。ほとんどが皆若い人で私の年令の人は見なかったです。普通ならきっと来られなかったでしょう。テントでは岡本郁恵さんと、松田希さんの間に川になって寝て、風呂も自衛隊の用意してくれた風呂に入れてもらい、本当にいろんな体験をさせてもらいました。鳴子実顕地では毎日おいしい食事を用意してもらって、暖かい部屋で休ませてもらっています。

今夜は犬飼さん(男の人達)が被災のお家に行って泥出しと、片づけに行っています。ほとんど海水と泥で、活かせる物を活かして使おうとしているとのこと、家が片づいていない所は家族全員が亡くなられていたり、遺体が震災から三日目で見つかっても「私はまだまだいいんです」という言葉を聞いて本当に言葉が出ないです。

重山光子 4月23日

今日は仙台に住む白鳥さん夫婦と木須さんが陣中見舞いに来てくれました。仙台の銘菓をたくさん携えて「被災された方にどうぞ」と。一緒にお昼の支度をして今日のメニューのお好み焼きを食べていってくれました。そうそう今日のお好み焼きは観音寺の谷畑さんが焼いてくれたのです。180枚〓みんなとても喜んでくれました。明日はレトルトの秋刀魚の蒲焼きを使ってさんま丼です。日曜日、また沢山の人が来てくれるといいな。今日は12日振りにテレビを1時間見て、新聞を読みました。ほんの少しゆとりの夜でした。
妹尾迪子 4月23日

朝から雨でした。強い風がテントの周囲のブルーシートを揺らしていました。

今日のメニューは、地元広報係をかって出てメガホン片手に自転車で走りまわっているEさん、そのEさんの“お好み焼き食いてぇー”のリクエストを受けて、お好み焼き・煮奴・きゅうり・トマトでした。日和佐Gの谷畑さんが春日のとっておきの鉄板で150枚焼いてくれました。

通常雨の日は出足が悪いのですが、Eさんの声かけで初めての人も多く、ヘドロでぬかるんでる道をサンダルばきで来てくれた人もいました。

今日からEさん提案の道案内と、『仲よしダイニング』という看板も立てて、迷わないようにしてみることにしました。看板を見て“楽しそう!”と反応してもらいました。他のボランティアグループの若者が3人来て、光太郎さんと話し合いをした後、自分のグループにふんだんにあるジュースやカップめん等を分けてくれ、こちらからは卵を持っていってもらいました。彼らもお好み焼を食べて“おいしかったぁ!!”と満足気でした。家族を連れて来るようになった人もいて食数も増えてきています。

泥出し隊は、近くの側溝をやっていると、炊き出し場所の提供者の中島産業の阿部さん御夫妻が加わり、Eさんが加わって一緒に午前中汗を出しました。午後は一人暮らしの相澤さん宅に義理の息子が戻ってきて、一人奮闘している高橋さん宅に分かれて泥出しをしました。

まだまだ心の整理がつかないようで、もっときめ細やかな対応がいりそうです。

館野家公子 4月23日

今日は雨のなかU字溝の掃除していたら、いつもお世話になっている中島さんの社長と奥さんがカッパ着て手伝いにきてくれました。 炊き出し場の前に看板をたて、メニューや「散髪できます」「困りごと泥だし承ります」と一言そえて出していて、今日は2件、泥だしのお客さん入りました。 お好み焼きも好評でおいしかった。

仙台からみち子さんつながりで白鳥夫婦と木須さんが昼どきににみえてました。 午後にオンザロードという団体の若者がきて、いろいろ話をきいたのでまた報告します。

葛原光太郎 4月23日

天地人全てからの、地球隅々迄届く程の愛がここには溢れていて、だれでもが物心つきはじめた頃の無垢な、人間本来のみんなの中に必ず必ずあるものに触れて包まれて私もイズムの原点にかえれるような気がします。まるで毎日が特講の日々です。夕食後の魚菜も楽しくて修学旅行のようです。鳴子実顕地の後方支援も本当に凄いです。魚菜出来るよ、洗濯するよ、何かやらせて、毎日声が掛かります。帰る時間になると部屋を暖めておいてくれる人がいます。毎日美味しい食事を(鳴子実顕地の普段の2.5倍)作って待っていてくれる人がいます。昨夜も「明日お好み焼するのにへらはあるの?」と夜遅く愛和館まで走ってくれる人がいます。疲れる筈もありませんし、ますます元気です。今日は雨。花見は延期、何人が来てくれるかな・・・
妹尾迪子 4月23日

今日は雨天でどうかなと思いましたが、150人分用意しました。やはり雨だと外作業が出来なくて、 家の中や避難所にいる人が多いらしく、それでも120人くらいは食べに来たり持ち帰ったりでした。

元実顕地メンバーの高橋さん夫婦が、私たちの炊き出し所をやっと探しあてて来てくれました。和子さんは、妹を亡くし、遺体が見つかっただけでもと涙ぐんでいました。家は勿論全部流され、現在は仕事先のケアハウスに住まわせてもらっているそうです。「遠い所からみんな来てくれて、この地域の人がどんだけ喜んでいるか。私も元気もらったー。 又来るね」と職場へ出かけていきました。

佐藤さんのいとこT子さんは、炊き出しをいっしょに手伝ってくれ、肉じゃが・水菜のサラダなどを食べながら「ホントおいしー。こんな食事をいただくと生きる力がわいてくるわ。 ここの雰囲気は、なにか明るいね」と言っていました。

この活動を通して一番感じたことは、実顕地の大きさ、すごさです。「物心両面、絶大な支援をもらってやらせてもらえることをこんなに感じたことはない」と迪子さんが言っていました。

一日とガレキの山がなくなって町内が変化していきます。それと同時に食事に来る人と仲良くなり、この頃は「いつまでいてくれる?」とよく聞かれるようになりました。

福田律子 4月22日

石巻炊き出し報告会 [4月22日 春日山実顕地にて]

炊き出しをしているすぐ脇に一本の桜があります。この付近は一階はすべて波に掠われており、庭木も殆ど塩水でだめになった中で、この桜は今正にほころびそめんという風情。土曜日に地域の方たちが花見をします。一体どんな気持ちで花を愛でるのでしょう。一緒に加えて貰えたらうれしいな。ぜんざいも作れるし、焼肉も出来ます。今日の打ち合わせが楽しみ。お昼食べに来る人に身体はどうですか、足りない物で何か私達に用意出来るものはないですか?ご家族はみんな御無事ですか?など声かけが少しづつ出来て来て昨日は石灰を運んで来て欲しいと注文を3件も貰いました。やることが多過ぎて、妹尾さんを気にしつつ、春日山に帰る日がくるかなぁとも思います。とにかく元気です。やりたいことをいつもいつもやらせてくれるみんなに心からありがとう 。
妹尾迪子 4月22日 石巻より

今日はEさん(60代男性、理容1番目のお客様)が町内各所声かけてくれた為か、約140人が昼食に訪れ大盛況でした。Eさんは、大津波がくると聞き、車に乗って逃げたところ車ごと津波で流され、墓石にひっかかって一命をとりとめた人です。先祖に守られたと言い、いつも明るく話をしてくれます。「お好み焼き食いてぇ。ヤマギシさん、わしの願い聞いてよ。」みんなそれを聞いて、鳴子実顕地へ帰る車の中で「23日お好み焼きにしよう」と即決。今からEさんの笑顔が楽しみです。 初めてここへ食べにきた女性(元先生)は、ごはん・みそ汁・法蓮草のソテー、何を食べても大感激で涙ぐんでいました。「感謝という言葉でしか言えないけれど、言葉では言い表せない、有難い」と何度も言っていました。 こちらでも花見をするという情報を聞き、妹尾迪子さんは「おぜんざい出したい」と驚く程元気で、しかもやさしいです。松田希ちゃんは調理を引き受け、手早いです。犬飼さんは、ゴミの中からまだ使えそうなものを拾ってきてテントが充実してきました。一志実顕地の下田さんは安全ドライバーで何の心配もなくみんな車中でよく眠れます。 館野家久子さんは、いつもお借りするお家のトイレ美化がやりたいとセッセとやってくれます。 明日は佐藤征一さん(津木実顕地、陸前町出身)のいとこが炊き出しを手伝いたいと来てくれます。 一人一人の何かやらせてほしいという心がどんどん形になって進んでいく何とも言えない感動を味わっています。

福田律子 4月21日 石巻より
石巻炊き出し報告【第5報】 [4月21日 福田律子]
今日から、炊き出し会場の隣で春日山から来た岡本郁恵さんの美容室、重山光子さんの理容室が始まり、お客さんが来て喜ばれました。そのため炊き出し会場の雰囲気もいっそう明るくなってきました。 また、夜食事を取りに来る人が増えてきているように感じます。 昼も少しずつ知らない顔が増えてきているようです。
葛原光太郎 4月20日 石巻より
石巻炊き出し報告【第4報】 [4月19日 鳴子実顕地 石角聡]

多摩からのメンバー無事着きました。NHKの取材を炊き出し現場で受けましたが、放映は5月3日の午前「震災と政治」という番組らしいです。政治について一言 と聞かれたのですが、何も答えることが出来ませんでした。
葛原光太郎 4月19日 石巻より

20日に春日山から理容に重山光子さん、美容に岡本郁恵さんが来ますが、こちらは電気の事情が余り良くないのでJENに相談したら、JENがその準備をしてくれました。そして18日から理美容のお知らせはじめています。19日10時よりはNHKの取材を受けます。放映はまだ決まっていません。 19日は榛名から杉崎浩章君、岡部から早川ゆうすけ君が榛名の卵22ケースを持ってきてくれます。
葛原光太郎 4月19日 石巻より

寒い朝です。今は止んでいますが、一日雨の予報。地元の人は放射能を含んだ雨をとても恐がっています。食べに来てくれる人が減らないと良いのですが。劣悪な環境に若者を長期滞在(光太郎)させていいのかな?とも思います。今日は鮎の甘露煮。先日那須実顕地からの紹介で喜連川漁業組合が直接届けてくれた物です。あの鉄板でもちを焼いてあべかわがデザート。 昨夜は橋本豊子さんと岩崎静さんがテント村で一泊しました。自衛隊の仮設風呂(湯舟は一度に10人・1日千人位入れる)を体験してきました。彼女たち曰く「一度は入る価値あります。良い体験をさせてもらいました」
妹尾迪子 4月19日 石巻より

石巻炊き出し報告【第3報】 [4月18日葛原光太郎・妹尾迪子]
薫さんは朝から養豚へ小野口さんと石角さんが昼の時間に瓦礫撤去にきます。炊き出し隊に増田伸子さんが入っています。
妹尾迪子 4月18日石巻より

平日被災した自宅を離れて生活している人も、日曜日は片付けに戻って来るらしく、昨日はとても人が多かったです。毎日鳴子実顕地との往復に4時間近くかかったりもしていますが、とにかく朝5時過ぎから夜12時近くまで昼寝無しの割には、皆元気元気〓私も快適に過ごしています。みんなで太って帰る事だけはないようにしようと言い合っています。今月末までこちらにいたいと妹尾さんとも研鑽しました。よろしくお願いします。
妹尾迪子 4月18日石巻より

堀親子きてくれて大正解。普段は電気工事をやってると聞いて炊き出しテントの設営を道具持参でやってもいました。材料を支援物資とガレキのやまからピックアップしてもらい、悪天候から食べ物やテーブルを守ってくれるような炊き出し現場が出来上がりました。斎藤さんがずっと気にしていた部分だったので描いてたところをやっと着手できるようになりよかったです。 静さん元気でやっています。 楽しんでやってるみたいです。17日の夜は鳴子Gの人との打ち合わせしました。 静さんと洋平 堀親子ら新メンバーも加わってやってみてなど話しました。17日の炊き出しには市川ひろこさん。 18日の今日は石角くんと真樹がかけつけてくる予定です。
葛原光太郎 4月18日石巻より

小豆下さい。今朝は届いたいろんな道具や食材の背景にある人の心に思わず涙が出ました〓毎日7時過ぎに鳴子実顕地に帰り着き、夕食、持ち帰った調理道具やバット類の洗浄機かけ、明日の魚菜、男性を交えての整理研、女性だけで翌日の準備研と続き休むのは毎晩12時頃、翌朝は5時15分に起きて出来上がった洗濯物を干したり、積み込みをしたりして6時には出ないと間に合わないといった暮らしです。鳴子実顕地の温かいバックボーンがあればこそとても快適に過ごせています〓今日はコロッケ〓揚げたてを食べて貰いました。毎日みんなに喜んでもらっていますm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m
妹尾迪子 4月16日石巻より

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