石巻情報【4月】
「アガペの家」は伊賀上野にあるキリスト教の共同体ですが、4月30日朝3時に車3台で石巻に向かいます。トラックもあるので、食材等持って行けますので、4月29日夕方までに春日山に届けていただけたら、運ぶことが出来ます。よろ しくお願いします。
ちなみに石巻の炊き出しで使っている、泊まり込みテント・炊き出し資材は、「アガペの家」が釜ヶ崎で炊き出しに使っているものを、お借りしてやらせてもらっています。
食事人数、メニュー
現地の様子
炊き出しを通して被災者の自立支援とは、本当の支援とは、とずっと考えてきて、「いずれ自分達でやっていかなきゃね」の会話が嬉しいです。
今日は筍ご飯、筍は日和佐から木の芽を添えて送られた物です。3升を4回転、12升完売。この辺では筍はまだ早くとても感動して貰いました。お陰で大根とこんにゃくの田楽も芹の浸しもぜ~んぶ完売。私達の口に入ったのは豊里メンバーからの差し入れの散らし寿司。今日も記録更新なりました。
昨夜は新しく加わったメンバーを交えて鳴子実顕地の人と交流研。毎回「人の喜ぶ顔をみたい」誰の中にもあるものにつき動かされて、ここにあるのが伝わってきます。今日は焼きそば。雄物川の豚肉を使わせて貰います。
そういえば、いつも帰りがけに立ち寄る温泉での、昨日の女性の会話。「この体重計変だよ」「あら私も5キロ増えてる」「えっ私も4キロ多い」「絶対おかしいよ。昨日だって昼ご飯にありつけなかったのに、増えてるなんて」一人位「変じゃないよ」という人がいるかと思ったのに、最後に加藤治子ちゃんがとどめの一言。「えーっ私も増えてる!」
光太郎君や鳴子実顕地メンバーに受け入れてもらって、明日からの動きを確認をしました。 ロビーに入りきれないぐらいが揃いました。
「来た人達のそれぞれの想いでやってもらったらと思います」 という光太郎君の言葉が印象的でした。
昨日は150食用意して足りませんでした。ご飯も途切れたりしましたが、皆さん怒ることなく帰られます。おでんも足りなかったけど、譲りあって食べていました。私達はあれば食べる、なければたべないです。帰りの温泉で疲れをとり、鳴子でご飯食べさせてもらっています。
日々の生活がシンプルなので、考えやすいです。現場でも、皆、足しあってやっています。みち子さんも少し咳が出ていますが、元気に全体を見ています。今日は美里の人達と一緒にやります。いろんな人達とやらせてもらうのが楽しいです。初めて一緒にやっても、被災地の人からは「チームワークがいいですね」と言われました。まぁ楽しくやるだけですね。因みに今日は豚肉丼です。
今日は伊賀ポークと春日山の新玉葱を使って豚肉丼。美里の胡瓜も入ります。北条からのよもぎ大福がデザート。納豆も梅干しもよく食べてくれます。
昨日の農業新聞によれば避難所生活で、栄養不足や偏りが見られこれからの炊き出しには、食材・道具・人材セットでの提供が望ましいと出ていたようです。全国いいえ世界に散らばる村人みんなの支えの元、今日も仲良しを顕していきます。
残っていた大根の切れ端を美味しそうに食べてくれました。明日からはもっと早めに手を打っていこうと反省しきり。それでもみんな穏やかで、不足顔の人は一人もなく、僕大根大好きなので、大根だけでいいです。と優しいことを言ってくれる男の子がいたり、だからこそ最後の人まで有るように用意したいです。また段々にテーブルでの滞在時間が長くなっていてお互いに生活状態を聞き合ったり、知らせ合ったりしています。
昨日延期されていた花見の冒頭で、炊き出し場所の提供者阿部さんが「泣いてばかりいる訳にはいかないのです。まえに進まなければならないのです。共にすすんでいきましょう」と挨拶されていました。立ち止まってはいられない心情が痛いほど伝わって来ました。こういう場に立ち会える喜びで一杯です。
今日また岡部から美里から人を受け入れて明日の現場がとても楽しみ。
ヘアーカットには6人の方が来てくれて、すぐ近くに家がある人もいて、地震・津波が起こった時のことを話してくれたり、こちらからも困っている事がないか、家がどんな状況なのかを聞いたりして、何か役に立てる事があれば、繋げていけたらと思ってやっています。 接していて受けた印象は皆さん明るく、事実と向き合って淡々とやっている感じがして、自分も何だかホッとしました。
こちらは桜が咲きはじめ、明日はお花見ですよ。
路地の両側に堆く積み上げられていた瓦礫が自衛隊の手で片付けられ、少しづつこざっぱりとして行きます。海岸に近いところでは地盤沈下もひどく長靴をはいてさえ歩けない有様です。
理美容できます・石灰の調達配達できます・泥出し出来ます・困り事たまわりますの案内にいろんな人が声かけてくれます。「今日はあの老姉妹はまだ来ないね。ちょっと見てくる」と郁恵が、希が走ります。調理大好きな私が調理しなくても(しない方が)美味しい食事が出来上がっていて、私はその辺をうろうろするばかり、手の出しようのないのが嬉しいです。
今日は以前豊里にいた高橋和子さんが昼前に来て一緒に配膳をしてくれました。被災した一人一人とても前向きで頭が下がります。そして、ますます一緒にやりたくなります。
こちらに来る時はとっても寒く、桜の咲く中、雪が降ってとっても寒く、少し風邪気味になりましたが、被災地のみなさんのうれしい顔に元気をもらい、良くなってきました。理容は髪の長い人に声掛けをしましたが、男の人達はそれよりも今の状態を良くしたいのか、思った程ありません。土地柄かとっても辛抱強く、胸がいっぱいになる思いがしました。
石巻の専修大学にボランティアのテントが沢山あり、その中にJENのテントに一泊しました。ほとんどが皆若い人で私の年令の人は見なかったです。普通ならきっと来られなかったでしょう。テントでは岡本郁恵さんと、松田希さんの間に川になって寝て、風呂も自衛隊の用意してくれた風呂に入れてもらい、本当にいろんな体験をさせてもらいました。鳴子実顕地では毎日おいしい食事を用意してもらって、暖かい部屋で休ませてもらっています。
今夜は犬飼さん(男の人達)が被災のお家に行って泥出しと、片づけに行っています。ほとんど海水と泥で、活かせる物を活かして使おうとしているとのこと、家が片づいていない所は家族全員が亡くなられていたり、遺体が震災から三日目で見つかっても「私はまだまだいいんです」という言葉を聞いて本当に言葉が出ないです。
今日のメニューは、地元広報係をかって出てメガホン片手に自転車で走りまわっているEさん、そのEさんの“お好み焼き食いてぇー”のリクエストを受けて、お好み焼き・煮奴・きゅうり・トマトでした。日和佐Gの谷畑さんが春日のとっておきの鉄板で150枚焼いてくれました。
通常雨の日は出足が悪いのですが、Eさんの声かけで初めての人も多く、ヘドロでぬかるんでる道をサンダルばきで来てくれた人もいました。
今日からEさん提案の道案内と、『仲よしダイニング』という看板も立てて、迷わないようにしてみることにしました。看板を見て“楽しそう!”と反応してもらいました。他のボランティアグループの若者が3人来て、光太郎さんと話し合いをした後、自分のグループにふんだんにあるジュースやカップめん等を分けてくれ、こちらからは卵を持っていってもらいました。彼らもお好み焼を食べて“おいしかったぁ!!”と満足気でした。家族を連れて来るようになった人もいて食数も増えてきています。
泥出し隊は、近くの側溝をやっていると、炊き出し場所の提供者の中島産業の阿部さん御夫妻が加わり、Eさんが加わって一緒に午前中汗を出しました。午後は一人暮らしの相澤さん宅に義理の息子が戻ってきて、一人奮闘している高橋さん宅に分かれて泥出しをしました。
まだまだ心の整理がつかないようで、もっときめ細やかな対応がいりそうです。
仙台からみち子さんつながりで白鳥夫婦と木須さんが昼どきににみえてました。 午後にオンザロードという団体の若者がきて、いろいろ話をきいたのでまた報告します。
元実顕地メンバーの高橋さん夫婦が、私たちの炊き出し所をやっと探しあてて来てくれました。和子さんは、妹を亡くし、遺体が見つかっただけでもと涙ぐんでいました。家は勿論全部流され、現在は仕事先のケアハウスに住まわせてもらっているそうです。「遠い所からみんな来てくれて、この地域の人がどんだけ喜んでいるか。私も元気もらったー。 又来るね」と職場へ出かけていきました。
佐藤さんのいとこT子さんは、炊き出しをいっしょに手伝ってくれ、肉じゃが・水菜のサラダなどを食べながら「ホントおいしー。こんな食事をいただくと生きる力がわいてくるわ。 ここの雰囲気は、なにか明るいね」と言っていました。
この活動を通して一番感じたことは、実顕地の大きさ、すごさです。「物心両面、絶大な支援をもらってやらせてもらえることをこんなに感じたことはない」と迪子さんが言っていました。
一日とガレキの山がなくなって町内が変化していきます。それと同時に食事に来る人と仲良くなり、この頃は「いつまでいてくれる?」とよく聞かれるようになりました。
今日はEさん(60代男性、理容1番目のお客様)が町内各所声かけてくれた為か、約140人が昼食に訪れ大盛況でした。Eさんは、大津波がくると聞き、車に乗って逃げたところ車ごと津波で流され、墓石にひっかかって一命をとりとめた人です。先祖に守られたと言い、いつも明るく話をしてくれます。「お好み焼き食いてぇ。ヤマギシさん、わしの願い聞いてよ。」みんなそれを聞いて、鳴子実顕地へ帰る車の中で「23日お好み焼きにしよう」と即決。今からEさんの笑顔が楽しみです。 初めてここへ食べにきた女性(元先生)は、ごはん・みそ汁・法蓮草のソテー、何を食べても大感激で涙ぐんでいました。「感謝という言葉でしか言えないけれど、言葉では言い表せない、有難い」と何度も言っていました。 こちらでも花見をするという情報を聞き、妹尾迪子さんは「おぜんざい出したい」と驚く程元気で、しかもやさしいです。松田希ちゃんは調理を引き受け、手早いです。犬飼さんは、ゴミの中からまだ使えそうなものを拾ってきてテントが充実してきました。一志実顕地の下田さんは安全ドライバーで何の心配もなくみんな車中でよく眠れます。 館野家久子さんは、いつもお借りするお家のトイレ美化がやりたいとセッセとやってくれます。 明日は佐藤征一さん(津木実顕地、陸前町出身)のいとこが炊き出しを手伝いたいと来てくれます。 一人一人の何かやらせてほしいという心がどんどん形になって進んでいく何とも言えない感動を味わっています。
阪神大震災のときに救出活動をされていた方に聞いたことがあります。ビルの倒壊などアスベストの粉塵がまっている中で作業されて、後に健康に影響があったと。
ガレキ撤去、泥出しなど防塵マスクをして作業されていますか。十分な用意で作業されるますように。
長期滞在の方は、時に健康チェックもされてはどうでしょうか。
思い出したのでメールしました。