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ヤマギシの村づくり3-(3)


    ヤマギシの村づくり3-(3)

    続々名乗りを上げる各地の「◯◯ファーム」

    「これをやりたい」と誰の心にもあるものに火がついた

    やはりヤマギシの「考え方」であり「生き方」これでしょう

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5月2日に堺ファームがオープン!!こんなお知らせが飛び込んで来ました。名古屋ファームに向けての決起集会からわずか1ヶ月後の2月28日、堺供給所に養鶏法メンバーをはじめ各地から120人が集まり、堺ファーム決起集会が開かれました。
まずは寄ることから、ここからはじまると実感です。
その後に続いた養鶏法交流研では、各供給所でやってきた人達からも活発に意見が出されました。堺供給所の福原敏子さんが、「いつの間にか、知らないうちに決起集会も決まっていて、ああしたら、こうしたら、と言われるままに受け入れて準備してくると、心がどんどん調えられてきて、重たいものも外れ、今日の日を迎えた」と、いきいきと話されていました。
しらずしらずのうちに固定してしまっているもの、執れているもの、私の中にある境に気付き、そこを放してみると、ひとつの世界が果てしなくひろがっている、そこから新しいものが生まれていく。「これをやりたい」と誰の心にもあるものに火がつきました。

また2月中旬には、多摩実顕地で、関東のメンバーはもとより、三重県地区からも駆け付け、村づくり研、多摩ファーム(仮称)出発研が賑やかに行われたそうです。その中での成田実顕地、馬場さんの「(我らがアピールすべきは)やはりヤマギシの考え方であり生き方、これでしょう」そんな言葉が心元に届いてきました。(村ネット参照)
今月14日には全国から寄って大規模な朝市が多摩で開催される予定です。

昨年正月からの「実顕地一つからの出発」で寄り続ける中、ここにきて一気に、大阪・名古屋・東京と3大都市にファームが実現していく、そこから始まり拡がるものにわくわくしてきます。「実顕地一つの実動」の大きな舞台です。

2月の春日山交流会では、以前供給にかけてやってきた人から、久しぶりにコースを走ってみての、「今の供給をやめたらいいという人に、やったことも無いのに何が分かる、と思っていた。自分が卵を勧めた人が、今も隔週で卵を1パック取ってくれていた。次からは配送に来ないので、春日山のお店や日曜市にぜひ、と声をかけるとあっさり、分かりましたと返事が返ってきた。終わりがみえてきた。みんなで新しい楽しいものを考えていきたくなった。」という話が印象的でした。

40年間やり続けてきた供給活動や、50年間続けてきた春まつりなど、大切に護ってきたものも、やり続けていきたいとやってきたことも、一度置いてみて、何ものにもとらわれないところから出発することが、「研鑽生活」「無固定前進」そして「進展合適」と私たちが目指す生き方そのもののように見えてきました。毎月2回の豊里での実顕地づくり研で、先月のテーマ「魂子」を研鑽していくと、供給や生産物、ファーム、届けるという話題から、日頃の暮らしぶりによって醸し出されていくものへ、光があたっていきました。

春日山では、愛和館のお花やメニュー板の場所、ごはんの炊き方(まとめ炊きも有りで大きな保温ジャーを購入しました!)、ひのき風呂の磨き方、愛和館とお酒、入り口の標柱の撤去(予定)、など暮らしの中の一コマについても、「今までこうしてきたから」や「こうあったらよい」などをはずしてみて自由に見直しています。職場の出発研や連絡研などでは、そんな話題や感想、新たな提案で盛り上がっています。
はたと、これは、仕組みや現象面の見直しではなく、私の心のありようの見直しだったと、気付かされる毎日です。

今月も、玉子の生産にさきんじて生産されつつある<われ、ひとと共に繁栄せん>とする心で、共に進んでいきたいです。

春日山実顕地研鑽部

2015年春日山研鑽テーマ

2014年春日山研鑽テーマ

2013年春日山研鑽テーマ